第10話
マユちゃんは照れ臭そうに昨夜の話をした
告白すると決意したものの、なかなか1歩踏み入れなれなくて…
そしたらリュウが言ってくれたんだと
“付き合おう。”
電話での告白になったけれど、それでもいいとマユちゃんはうれしそうにぼやいた
「これからリュウくんとうまく話せるかなーあーどうしよう」
「ほんとよかったねマユ」
「うまくいくと思ってた」
「やっとだねー…」
「ははっほんとありがとうみんな
次はナツじゃなーい?」
その言葉にみんながなっつんをみつめる
マユちゃんが彼氏持ちになったことでフリーなのはなっつんのみ
この灰番…いや、この街一番の美女と吟われるなっつんの彼氏になりたいという男は選り好み
「うちはいーよ。友達といる方がたのしい」
なっつんはそういって、二皿目であるマヨコーンピザを口に頬張る
「それはそーだけどー」
「なっつんはほんと美味しそうに食べるね~」
私がくる前、ステーキ定食をガッツリ食べたらしい。ほんとの大食い
「じゃーさナツは最近どーなの?あの人と」
「ん?…あぁ、なんもないよ…春休み一度もあってないし」
高嶺の花であるなっつんの彼氏候補に手をあげた人がいた
「ははっ極道若頭はやることいっぱいだー」
「今日か、明日ぐらいにまたいきなりきそうじゃない?キョーヤさん」
あの事件の日、同時進行で若木組というアウトローな団体を潰した張本人
その事件を経て晴れて九頭龍組若頭へと昇進をした
九頭龍 京也 27歳 ちなみにAB
あの人が今、なっつんに夢中なのだ
年下興味ないといっていたあの頃が懐かしい
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