第5話

起き上がり、散らばってる服に手をのばしたら後ろから…


「わっ…」


ハヤトくんから抱きしめられた


行かせたくないのか、ぎゅっと力が入ってる


え、なにこれ、キュンキュンなんですけど…


「は、ハヤトくん…き、着替えできない」


無言でゆっくりとお腹をなぞり胸へ手が…


「っ…い、行かないと…みんな待ってる」


後ろからうなじをなめられ、それからゆっくりと耳へ移動。行きを吹きかけられるとゾクリと身震い


「ひゃっ…は、ハヤトくん…やめて…」


「…嫌なら、俺振りほどいていけば?」



ハヤトくんを振りほどくなんて…できるわけない



「…ずるい」


「俺はずるいよー…でも、こんな俺のことがすきなんでしょ?」


冷めきってたからだが再度熱をおびてくる


ドクンドクンと心臓の音が聞こえる



「大好き…だけど、いかないと…待ってるからみんな」


「行きたいなら止めないよ」


じゃー解放しろ


「だから、始まる前に逃げなって…」


胸を強弱つけながら優しく触り、片方の手がお腹を通り下へ伸びていく


私は足にちからをいれることで理性を保つ



どうしよう


行かないと


でも、やめてくれない。きいてくれない


違う。もっとしてほしい


もう一度激しく私を求めてほしい


でも、みんなが待ってる…行かなくちゃ



「もっとちから入れなよ…そしたら、俺あきらめるけど?」

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