第3話

行為が終わるとベッドで一服は決まりごと



私は布団をかぶり、タバコを吸うハヤトくんをみてなんでこの人はこんなにかっこいいんだろう

もし次生まれ変わるならこの人専用のタバコになりたい


なんて思うのも決まりごと



ハヤトくんのお腹には昔の傷ではない真新しい傷がある。たぶん一生残る傷


お腹だけでなく脚と手の平にも…銃で撃たれた傷がある



私にも同じような傷があるが、恥ずかしい傷ではない


これは友達を救えた証拠であり、私の覚悟


誇りだ





忘れることはできない。なかったことにはしないあの出来事から7ヶ月がたち、私たちは高校3年生になった



出席率命の学校で長期休暇をとったにも関わらず進級できたのはあの方のおかげ



そう。この街、不毛地帯を取りまとめる暴力団、龍櫻噲 No.1である総代…が私たちの進級に力をくれた



身内であるハヤトくんは当然かもしれないが、まさか私まで尽力してくれるなんてね

本当に頭があがりませんよ。総代には

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