【重要】AIによる小説の翻訳実践ノウハウ

今回はAI、特にGPT による翻訳実践ノウハウについて説明したいと思います!

かなり有用なテクニックだと思います。



▼環境


ChatGPT 4o

これを使います。

Claude 3.5 Sonnetでもできます!

言語の扱いは後者のClaude系の方が得意なのですが、今回はGPTでも大丈夫でした。

(Claudeの方は、GPT よりも利用可能な回数が少ないため、GPT の方が気軽に使える印象はあります。どちらも実用に耐えられます)



▼作業骨子


以下の手順で翻訳を進めていきます。

1、日本語原稿を用意

2、本文翻訳

3、結果をエディタに保存

4、翻訳結果を再度日本語に翻訳させる

特に1と4を説明します。



▼作品タイトル


まずはタイトルについてです。

タイトルについては、いろいろAIに相談して、ネイティブでの言葉の意味など考えてつけましょう。

似たような言葉でも、ネイティブでのニュアンスを吟味して選びましょう。



▼本文翻訳


本文の翻訳文字数は、三千文字くらいまでなら問題なく翻訳できました。

プロンプトもシンプルで、『以下を翻訳して』などと書くと、うまいことやってくれます。

注意点は以下です。


・作品ごとの固有名詞などは、プロンプトなどに翻訳対応を定義しておく『リティはLityと訳して』とか

・翻訳後にマルチバイトが入る場合があるので除去

・小説で使いがちなダッシュ『――』が含まれるセンテンスが壊れる場合があるので注意!


こんな感じで翻訳していきます。



▼フィードバック翻訳


英語に翻訳した文章を、『別に立てたAIのチャットルーム』に投げて、日本語に戻してもらいます。

同じルームだと、翻訳前の日本語を記憶してしまっているので、フェアでないのです。

ここで、戻ってきた日本語の質を確認すると、翻訳がうまくいっているかチェックできます。

特に文法の違いによるバグを確認しましょう。


各工程のプロンプトで、『対訳として、一行ずつ翻訳内容を教えて』とつけると、対訳の見え方になるのでチェックしやすいです。

以下はその他注意事項です。


・長いセンテンスは文法の問題でタッチが変わりやすいので、フィードバック翻訳時にチェックします(英語って主語が頭に入るので、言葉の順番が変わる)

・日本語は主語があいまいなので、主語が間違って付与されていないかチェック



▼表紙画像


表紙画像については、GPTならついでに生成できます。

海外の場合、アニメ風よりも、フォトリアル(写真風)がよいと思います。

タイトル文字は、Gimpなどのフリーツールでうまいこと作るなどしてみましょう。

GPTでも、タイトル文字を画像に乗せるやり方があるかもしれません。




こんな感じで、おおまかですがセルフAI翻訳の手順などまとめてみました!

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