第4話
「おい!海吏!!」
「……やっべ……」
遠くから俺を呼ぶ声に反応し、目を遣った。
そこにいたのは俺が一番嫌いな先輩。
「テメェ……昼練サボってんじゃねぇよ!!」
「クッソ……!」
「あっ!おい海吏!!」
嫌いな先輩が俺をめがけて走ってきたので、俺は反射的に目の前の佐伯先生を押しのけて逃げた。
(あいつに捕まると長いんだよな……)
昼飯を食べ損ねて腹ぺこなことも忘れて、俺はとりあえず2年棟のトイレの個室に立てこもった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます