第10話(④ー3)『電撃のアムと、大魔法使アリステロス』
「ポジラー様、あーんして♡」
これ以上は、もう無理だ。前の肉を飲み込む前に、次の肉を次から次に食べさせられたのでは、水に
「ポジラー様、はい、あーんして!」
また、アムの目がすわっている。
コンコン!
その時、ハルデン家の大扉を誰かがノックした。扉が開くと、
アリステロスは、景男にベッタリのアムを一目見ると、
「アム様、昼間の
アリステロスにそう
アリステロスは、ハルデン家の政治すべてをあずかる
(アリステロスさんは、アムちゃんの電流怖くないのかな……)
と景男は、心中でアリステロスの体を気づかう。
「アム様、いつまで聞きわけのない子供のようなことを、おっしゃるのです。
とアリステロスがアムの電流を
アムは、アリステロスの言葉に、ワナワナ、ワナワナと、腕をピンと伸ばしてプンスカ床を
「アリステロス、わかっておる。だから、私はこのポジラー様を……」
と、アムが言いかけたのを
「姫様、なりませぬ! 我らハルデン家は独立した
アムは、ダッダっ子のように、景男の腕にすがりついて、「イヤじゃ、イヤじゃ! 私はポジラー様と結婚するのじゃ!」と、涙をにじませた。
ビリッ!
わずかだがアムの触れる景男の腕に電流が走る。
景男は、アムを、どーどーどー、とギプスとアームホルダーで固定された腕を
景男は、
「あの~、アリステロスさん、私は
「
アリステロスは、景男をたしなめた。
ビリビリッ!
景男の体にアムの電流が腕から伝わり、頭の先から、
アワワワワ~。
カケルは、アムの電流で、もう少しで
「アリーズゥーデローズざーん、
アリステロスはピシャリと、「黙れ! よそ
アムは、アリステロスに目を
「ヒャー!」両腕をギプスとアームホルダーで固定された景男は、腕に
「アリステロス、私の
アムは、
アリステロスとアムのやり取りを、背後に
「若様の
と、のんきにシリアスとアムの
シリアスは、アムの
「おい、ヴァルダー、知っておったのか?
ヴァルダーは、しっかりシリアスの目を見て答えた。
「もちろんに、ございます。あの元気の良さ、
つづく
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