舞台は人々の生活にロボットが入り込んでいる未来。そんな世界で、主人公は親から受け継いだアンドロイド工房を切り盛りしています。
特筆すべきは、設定や描写のリアリティ。
主人公には相棒のアンドロイドがいますが、高度な自律判断が出来るのに融通が効かず、絶妙に痒いところに手が届かない存在です。便利になりすぎないあたり、現代のアンドロイドが進歩してもそうなるのでは? と考えさせられました。
それに、主人公がロボットを修理する様子、故障した機械を診断するときの判断基準、全てが実際にある仕事のように精緻に描かれています。お仕事ドラマとしてのリアリティを感じました。
ストーリーはますます盛り上がってきたところです。
特にSF 好きなみなさま、是非ご一読ください。