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第7話
学校一の人気者でバスケ部主将、男女共に尊敬され好意を集める御影慧斗。
真面目な奴ではないけど、それなりに頭も良くて見た目も良いイマドキ男子高校生。友達も多くてどんな奴にだって優しく笑いかけて仲良くする。
そんな慧斗の狂気を知っているのは、俺だけ。
きっとみんな本当の慧斗を知ったら驚くだろうな。表向では爽やかな好青年なんだから。
「羽咲ちゃんも悲惨だねぇー」
慧斗にお姫様抱っこされて連れて行かれる彼女。
同情するよ。
これから彼女のされる事を考えたら可哀想としか言えないかもね。…まぁ俺は思わないけど。
だってこうなったのは俺もちょっと関係してるし?
それに俺だって男なんだからさ、あんな媚薬に溺れた彼女を見たら犯したくなるに決まってるじゃん?
抱き上げられた時に晒された白くて細い脚。それをこれから慧斗に貪られるんだと思うと無性に腰が疼く。
「ぶち込みてぇな羽咲ちゃんの中に…いいなぁ慧斗の奴ー」
きっと彼女は慧斗から逃げられない。
これからずっと、一生、死ぬまで慧斗に愛されて生きることになる。
幼なじみの俺が言うんだから間違いないね。
初めて慧斗が羽咲ちゃんが欲しいと言った日、俺でさえ恐怖を感じたくらいなんだから。
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