夏休み 編
第21話 夏休み
期末テストを終え、いよいよ夏休みに突入。
うちの高校は進学校なので、来年のこの時期はみんな勉強漬けになっているだろうから、心置きなく遊べるのはおそらく今年で最後。
一応俺は長期休暇にはバイトをしていて、東王大学を目指すとなれば今から準備もしておきたいが、やはり友人たちと遊べるタイミングでは遊びたい。
というわけで。
「「「「「海だぁぁぁーーー!!」」」」」
まずは手始めに、クラスメイト+アルファのメンバーで海へ遊びに来た。
こういったアウトドアな遊びは普段縁遠い俺だが、まぁ来てみたらなんだかんだで楽しめる。
男子たちは砂浜に降り立った瞬間から大盛り上がりだ。
「いやー、カンカン照りの快晴!暑いー!!」
「けど、最高の海日和だな!」
「空が青くて、ザ・夏って感じだね」
「インドアなオタクにはこの日差しはキツすぎるでござる……拙者もうヘロヘロ……」
「はえーよ!これから遊びまくるんだぜ!?」
「何やろっかー。ビーチフラッグ?ビーチバレー?ゴムボート借りる?」
「うおお、聞いてるだけでワクワクが止まんねー!」
「いや……待て待て。もっとワクワクすべきイベントが目の前に差し迫ってるだろう?」
「ん?……あぁ、そうだな!女子たちまだかなー!」
男子たちは俺含めすでに着替え終わっており、女子たちの着替えを待っているところだ。
今日は女子たちもたくさん参加しているということもあり、大勢の女子たちの水着姿を眺められるということらしい。
「なぁなぁ、誰の水着見たい?」
「え?やっぱ黄瀬さんっしょ!あのすんごいのを今日は合法的にたっぷり見られるんだぜ!?」
「ぼくは赤羽さんかなー。単純に雰囲気とか顔が好みなんだよね」
「僕はスミレたん」
「それは知ってる」
「しかし白河さんも実は黄瀬さんほどじゃないけどデカいんだよなー」
「そうそう、そうなんだよ。スミレたんはすごいんだ!」
「なんでお前が自慢げなんだよ」
「これだから白河さん信者は……」
「いやー、早く女子来てくれ〜」
「——みんなー!お待たせー!」
後方から届いたギャルギャルしい声に、男子たちはギュルンッ!!とものすごいスピードで首を回転させた。
そこには、薄手のカーディガンやワンピースを羽織った、黄瀬と白河と赤羽を先頭にした女子集団。
あからさまに肩透かしを食らったリアクションを取る男子たち。
いやまぁ普通にそうだろ。
すると、男子の一人が何やら神妙な声で。
「————F……E……C」
「……な、なんだと!?」
「まさか、あの羽織の上から、先頭三人のバストサイズを言い当てたのか!?」
「さすがは拙者たちのバスリエ殿でござる!」
「バスリエってなんだ?」
「バストソムリエの略だよ」
「女子たちのバストのことならおれに任せてくれ」
「いや、本当にキモいなお前ら」
バスリエという言葉の謎の響きとそのあまりの気持ち悪さに、ここまで一言も発さずにいた俺も思わずツッコんでしまった。
「ていうかその情報が何で当たってるってわかるんだよ」
「なんだ七海くん!ぼくたちのバスリエくんに茶々入れるつもりか!?」
「そうだぞ七海!バスリエは童貞でありながら正確なバストを言い当てることに定評があるんだぜ!?」
「そうでござる!バスリエ殿を侮辱することは七海殿でも許さんですぞ!」
「こっわ。軽い気持ちでツッコんだら酷い言われよう過ぎる」
「バスリエくん、なんとか言ってやってよ!」
「……七海」
「……な、なんだ?」
「……後であの三人にサイズ合ってるか聞いといてくれ」
「やっぱわかってねーんじゃねーかよ!聞けるわけねーだろ!」
俺がツッコんだらギャハハと笑う男子たち。コイツらマジでなんなんだ。
「男子たち盛り上がってるわねー。七海、何かおもしろいことあったの?」
「ああ、赤羽。いや、なんでもない。マジでなんでもないんだ」
「?……そう?」
男子たちが視線で「聞け!聞け!」と訴えているが当然無視。自分で聞け。
そんなバカげたやりとりがありながら、女子たちも合流して本格的に遊ぶことに。
ビーチパラソルの下で談笑する者。
海の浅瀬でパチャパチャする者。
ゴムボートに乗って海へ出る者。
砂でオブジェを作る者。埋められる者。
それぞれが思い思いに過ごしている。
そして俺は誘われてビーチバレーに参加。
俺と赤羽、柊斗と黄瀬というチーム分けで対戦することになった。
柊斗の彼女も今日は来ているが、彼女さんはインドア派で運動が苦手だそうなのでビーチパラソルの下で他の女子たちと観戦している。
「赤羽、頑張るぞ。帰宅部の真の実力をお披露目するときが来たぜ」
「ええ、任せて。アタシも手芸部で鍛えたバレースキルここで見せてあげるわ」
「ふふん、カエデ、ナナミン。ギャルのバレーパワーを侮ってもらっちゃあ困るよ?」
「なんか三人とも今日テンションおかしいな。ここはフツーに運動部としてオレも負けられねーぜ!」
そしてゲーム開始。
赤羽とはクラス委員長としてずっと二人三脚でやってきたのだ。
だから俺達が培ってきたコンビネーションで、目の前の二人をぶちのめしてやる——!
——なんて意気込んだのも束の間。
柊斗は運動部だし、黄瀬は帰宅部だけど運動神経はいい。
場の雰囲気による高揚感で俺も赤羽も妙なテンションになってしまっていたが、いざゲームが始まるとお互いモタモタと冴えない動きでボコボコだった。
チーム分けがおかしいよ、チーム分けが。
俺もいくら普段筋トレしているとはいえ、こういうスポーツで必要な瞬発力とかはまた別なんだよな。
あと途中で黄瀬が羽織を脱いだのもマズかった。
「灰ちゃん!任せて!」ブルン!
「あー!もうちょっとだったのに!」ブルルン!
「よーし!くらえナナミン!」ブルルルン!
俺は普段女子にそういう目線を向けないようにしているのだが、ここまで露骨で派手に動かれるとどうしても視線はいくし、何なら黄瀬が俺にわざと見せつけているような素振りさえあった。
観戦してるやつが少ないからってコイツ。これはさすがに集中力が削がれる。
「ちょっと七海!どこ見てるのよ!!」
「す、すまん……しかしあれは……」
「ふひひ。ナナミン、釘付けって感じだね〜?♡」
「ア、アタシだって綺麗さなら負けてないのに……!」
というわけで俺たちは惨敗。柊斗と黄瀬にジュース奢りとなった。
あとジュースを買いに行く途中、赤羽にポカポカと小突かれ続けることにもなった。理不尽だ。
◆◇
そうして遊び続けて、少し疲れが溜まったところでちょっと休憩。
ビーチパラソルの影で座って休んでいると。
「お〜い、ななぴー。おつ〜」
そうやって白河に話しかけられ、彼女は俺の隣に座った。
「おう、白河。お疲れ」
「ななぴー、さっきビーチバレー大活躍だったね〜」
「見てたのか。まぁな、帰宅部の底力見せてやったぜ」
「んふふ〜、皮肉って知ってる〜?」
「ふっ、難しい言葉覚えやがって」
「ななぴーのおかげだよ〜」
「白河は何して遊んでたんだ?」
「他の女子たちと浅瀬でチャプチャプしてたよ〜。海ってそれだけでも楽しいよね〜」
「そっか。楽しめてるようでよかったよ」
「うん、よかった〜。あ、そうだななぴー。日焼け止め塗ってくれない?背中が塗りにくくてさ〜」
「……うぇ!?お、俺に頼むなよ!ていうかこの時間に今更塗るのか!?」
「えへへ、冗談だよ〜。こういうお約束はやっとかないとって」
「……ったく。なんか白河、前にも増して強かになったな」
「そう?仲いい子たちとクラス離れちゃったから、それでタフになってきたのかも〜」
「そっかそっか。あれからクラスで話せるやつできたか?」
「うん、席の周りの女子とかとは話すようになったかな〜。だから孤立とかはしてないよ〜」
「へぇ、それならよかった。ちょっと安心したよ」
「あはは、ななぴー完全にすーの保護者目線じゃん。パパ〜、お小遣い頂戴〜?」
「次の定期テストで20位以内に入ったらな」
「そんなの絶対無理だよ〜!パパの意地悪〜!」
「はは。まぁ勉強困ったらまた教えるから。あとは宿題も頑張れよ?」
「ゔっ、この楽しい時間にいきなり現実突きつけないで〜。ななぴーデリカシー無さすぎ〜」
「——おーい七海!白河さん!スイカ割りやろうぜー!!」
白河と二人で話していたら、遠くから男子たちに呼びかけられた。
「よし、行くか白河。スイカで糖分取って宿題に備えるぞ」
「あはは、まだ言ってるし〜。じゃあすーが指示してあげるから、ななぴー割る役よろしくね〜」
こんな感じで、友人たちと楽しい海の一日を過ごした。
ちなみにスイカ割りでは白河や他の奴らに変な方向を指示されまくって、海に向かって棒を全力で振り抜いてズッコケるという、無様な姿を晒して笑いを誘った。
◆◇
夏休みのイベントは海だけではない。
その週末には花火大会が開催されたので、男子たちと行くことになった。
女子がいないぶん海の時よりも人数的な賑やかさは足りないが、男子だけの楽しさってのもある。
今日は柊斗は彼女と二人で行くとのことだったので別行動。
そのおかげか、今日のメンツは以前のカラオケと同じく、独り身男子たち大集合となっていた。
みんなでブラブラと屋台を見ながら歩いている。
「灰原って今日彼女とデートだから来てないんだろ?しね!」
「そのくだり毎回やるの?」
「今回も華がないよ華が」
「特に今日は花火大会だからね。男だらけってのは虚しいかも」
「拙者はスマホに嫁が入っておりますので」
「お前は例外過ぎるよ」
「俺は男子だけの集まりも好きだけどな。気楽だし」
「七海も例外だろ。ていうかお前は完全にギルティだ!」
「そうだそうだ!」
「結局黄瀬さんはお前のこと好きだったじゃねーか!」
「カラオケでは鈍感系主人公みたいなこと言っといてね」
「い、いや、結果的にそうだっただけで俺は悪くないだろ」
「いーや、悪い!というかあんな美少女ギャルに迫られてるっていうだけで有罪だ!」
「恋心オープンにし出してからの黄瀬さんめっちゃ可愛いもんな。一途でグイグイ来る爆乳ギャルとかヤバすぎだろ」
「ぼくは赤羽さん派だけど、たしかにあの破壊力はすごいね」
「あれ?でも黄瀬さんってさ、ショッピングモールで男と手繋いでたって噂なかった?」
「あー、そういえばあったね。でもあれってただの友達らしいよ」
「あ、そうなんか。ギャルになると男友達でも普通に手繋ぐんだな」
「最初その噂聞いた時はちょっと印象悪かったけどさ、今の黄瀬さん見てるとそんなん吹き飛んだよな」
「拙者なんかその噂完全に忘れてたでござる」
「でも人によっては受け入れられないかもねー。ぼくは彼氏いないならいいんじゃないって思うけど」
「ってことは七海はあれなん?そういうとこが合わんから断ったって感じか?」
「んー……まぁそれもゼロじゃないかもしれんが……どっちかっていうと俺の方の問題かな。彼女作るつもりがないっていうのが一番というか」
「あー、前も言ってたなそれ。なんつーか七海も難儀だな」
「ていうかさ、七海くんの好みの女子ってどういう感じなの?」
「ああ、たしかにそれは聞いたことなかったかもな」
「拙者も気になるでござる」
「好みの女子か……考えたこともなかったな」
「え、マジか。お前それでも男子高校生か?」
「七海くん周りに可愛い子いっぱいいるじゃん。強いて言えば誰がいい、とかもないの?」
「うーん……ここで特定のヤツの名前挙げるのもアレだしなぁ……まぁ好みって言うなら、『好きになった人が好み』ってやつだと思う」
「うわっ、出たそれ。面白みないなー」
「完全に逃げの一手だね」
「実際わからんからな。でも好きになったら大切にするとは思うわ」
「……なんか、七海がそれ言うとかなり説得力ありそうなのがズルいな」
「七海殿は面倒見がいいでござるからな」
「……はー、なんかこんな話してると、やっぱり女っ気が欲しくなるよ」
「だねー。うちの学校の女子とか遭遇しないかなー」
「たしかに、こうやって見渡したら……って、あれ?」
「ん?どうした?……おお!」
男子たちが何か見つけたようだったので、俺もそちらに視線を向けてみたら。
藍沢先輩を含めた、浴衣姿の生徒会メンバーが集まっているのが見えた。
「「「「せ、せ、生徒会長!?」」」」
「ん?——おお!七海クンたちじゃないか。こんなところで奇遇だね」
「あ、藍沢先輩、どうも。この人混みの中でまさかの、ですね」
俺が藍沢先輩に挨拶していると、他の男子たちは背筋を伸ばし、襟を正し、前髪を弄り始めた。ここまで来るともはや愛おしくなってくるな。
「せ、せ、生徒会長こんばんは!」
「ああ、みんなもこんばんは。顔ぶれを見るに、今日は二年生の男子で来ているのかな?」
「は、はい!そそそちらは生徒会の人たちで来られてる感じですか?」
「ああ、そうだね。受験真っ只中だけど、息抜きと思い出作りという意味でも集まってきたんだ」
「へ、へー……そうなんですね……ってことは、そのー……」
「ん?どうしたんだい?誰か探してるのかな?」
「い、いや!な、なんでもないです!」
「そうかい?……ああ、なるほどね。ふふ、今日は水澪クンは来てないんだよ。彼女の浴衣姿が見れなくて残念だったかな?」
「い!?いえいえそんなつもりは!」
「いやいや、いいんだよ。私も彼女の浴衣姿は拝んでみたかったし誘ってみたんだけどね、彼女はこういったイベントにはほとんど参加しないんだ」
「あ、あー……なるほど……たしかに、青島さんの家は厳しいらしいですからね……」
「ああ、そうだね。私も残念だったよ。……ところで、七海クン?さっきも言ったが、こんなところでホントに偶然だね?以前の図書館と言い、私たちは本当に運命的だと思わないかい?」
「へ?……あ、あー、そうですね。すごい偶然ではありますね……」
「ふふ、以前のデジャヴだな。ちなみにどうだろう?私の浴衣姿は?」
そう問われ、改めて藍沢先輩の浴衣姿を眺める。
ネイビーカラーに白い花模様が彩られ、淡い黄色の帯で締めた彼女らしい落ち着いた色合い。
長身でスラッとしたスタイルが浴衣でまた映えていて、控えめに言ってもとても似合っている。
「はい、めちゃくちゃ似合ってますよ。藍沢先輩、浴衣すごい映えますね」
「そ、そうかそうか。そこまで褒められると照れるな……♡どうだい?君次第ではこれから毎年見せてあげることもできるぞ?」
「え!?は、はい、魅力的な提案だと思いますが……その……」
「ふふ、そうやって照れる姿を見せられるとこちらもたまらなくなるよ……うなじなんかもよく褒められるんだ、どうかな?♡」
「ちょ、ちょ!?藍沢先輩、キャラ変わっちゃってますって!」
「あはは、ちょっとやりすぎちゃったかな。だけどこれで私がどれだけ本気かってことが伝わると嬉しいよ。時間を取らせて悪かったね。じゃあ私たちはあちらに用があるから、またね」
「あ、はい。また」
そうやって俺と藍沢先輩は互いに別れを告げる。
彼女の後ろには、あのクールビューティ生徒会長のキャラ崩壊っぷりに目を点にした生徒会メンバーたちがいた。
まぁ、つまり。
「「「「「おい」」」」」
俺の後ろの男子たちも、今の藍沢先輩とのやりとりを見ていたわけだ。
「七海、今のどういうことだ!?」
「生徒会長、普段と全然違ったよ!?」
「あ、あの生徒会長が、生徒会長が……メスの顔してたでござる!!」
「先輩に向かってメスとか言うなよ」
「いーや、あれは完全に『メス』だった!」
「語尾にハートマークついてたもんね」
「まま、まさかもう付き合ってるのか!?」
「いや!それはない!」
「それ『は』!?」
「語るに落ちたでござるな」
「まじで生徒会長と何があったんだ?吐け!!」
「い、いや……すまんが俺の口からはちょっと何も言えない……藍沢先輩に迷惑かかるかもしれないからな」
「かー!それはそうなんだけどよ!!あーれは気になるって!!」
「でももはや答え言っちゃってるようなもんだけどね。まさかあの生徒会長まで堕とすとは……」
「七海殿フィーバー、さすがにヤバいですぞ……」
「でもそういえば、生徒会長もなんか偽彼氏騒動なかったっけ?」
「あー、そういえばあったなぁ。でも生徒会長の三年生でのモテ方異様だったしな、そういうのしたくなる気持ちもちょっとわかるぜ」
「相手がヤバかったってやつでござるな。キスを無理やり迫るとかオタクの風上にも置けんでござる」
「それでなんか一時期へこんでて、でも最近はそれどころか以前よりもイキイキしてたって聞いてたけど……」
「まさかの七海が理由だったとは……もうなんかおれらとは別の次元に生きてそうだな……」
俺は何も言わなかったのだが、コイツらの中で完全に決定事項として話が進んでしまっていた。まぁ実際、大体合ってるんだが。
そんなちょっとした事件?もあったが、今は花火大会の最中。
いつの間にかそんな話題もどこへやら、ワイワイと屋台を回って買い食いなどしながら楽しんでいた。
◆◇
ら、みんなとはぐれた。
超人混みゾーンに巻き込まれ、全員散り散りになってしまったようだ。お祭りあるあるだな。
一人きりになってしまったが、スマホですぐ連絡取れたし、場所を決めて改めて集まることにした。
俺が来てしまった場所からはちょっと距離はあるがしょうがない。
そう考えながら歩みを進め始めると。
「——あれ?もしかして七海先輩?」
俺を呼ぶ声がしたので、そちらを振り返れば。
「わ!やっぱり七海先輩だー!めっちゃ偶然ですねー!」
小さな後輩、橙山が立っていた。
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