間話   リアルなウンチの銅像!?

 「あら?暁ちゃん?もう出発するの?」


 「あぁ。セバスチャン?分かっているだろうがこの世界の歴史に残る戦になると思う。これ以降東国は織田に味方するか敵対するかどちらかになると思う」


 「そうね。ソアラも使うのぉ?」


 「状況を見て。出し惜しみはしない」


 「そう・・・。少し敵が可哀想な気がするわねぇ〜」


 「とにかく、留守を頼むぞ?さきさんにはやりたい事させてあげるように!留守中に来客があれば勘助に聞いて判断を仰いでくれ!多分物資は足りるとは思うがもし底を尽きそうなら事前に電話する」


 「了解したわよぉ〜。暁ちゃん?武運長久をね?あっ!忘れてたわ?これを持って行ってちょうだい?」


 「うん?なんだこれは?」


 「浜松の城でしょう?家康ちゃんは喜ぶと思うの」


 なんだろう?セバスチャンが家康さんに渡す物だから俺が見るのは失礼だが気になる・・・。


 俺は最悪だろうと思うが気になり、夜も眠れそうになので開けてみた。


 「あぁ〜!?暁様ちゃんは我慢できない男ねぇ?」


 「いやそれはそうかもしれないがこれは・・・」


 「新しい浜松の城のモニュメントよ?」


 「は!?さすがにこれは渡せないぞ!?俺が酒井さん辺りに斬られそうだぞ!?」


 「えぇ?だってぇ〜・・・家康さんと言えば脱糞でしょう?」


 「いやだからってウンチの銅像ってなんだよ!?しかもえらいリアルだな!?この色合いはどうやって作ったんだよ!?」


 そう。セバスチャンが渡そうとしていた物はウンチの置き物というか銅像だ。色付けもリアルなやつだ。


 「絶対に渡しておいてねぇ〜」


 「渡せるかよ!!」

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