河尻秀隆と織田信秀の思い出
「あら?いらっしゃい!あなたが朽木さきちゃん?」
「あわわわわ・・・・」
「ふぅ〜!ただいま!」
「お帰りなさい!早かったですね!」
「うん。急いでたからな。みんなは?」
「基礎訓練も少ししてオイ車にも乗ってもらいましたが充てられたようで大部屋にみんなで篭っています」
そりゃ、銃をあまり知らない人があんな戦車見ればビックリするよな。
「そっか」
「ただ一人、風華だけは嬉々としていました」
「風華は中々やるな!なら一台は風華に決定だ!」
「あの・・・・・」
「さきさんごめんごめん!紹介するよ!この家は俺の家でそれを纏めてくれるセバスチャンだ!食べたい物欲しい物があればだいたい用意してくれるから何かあると言えばいいよ!まずは体のチェックからしよう!」
「やだぁ〜もう!暁ちゃんったら!」
「違う!違うわ!!健康診断だよ!!!」
夜は思いっきり抱く予定だけど。
「とりあえず、さきちゃん?あなたは腰が細すぎるわよ?そんなんじゃ暁ちゃんの子供なんか産めないわよ?力の出るご飯を作ってあげるわ!」
「え!?あっ、はい!ありがとうございます」
「はは!他にも家臣ができたから紹介するよ!」
その後黒夜叉隊の大部屋に行き挨拶をする。
「という事で以前からというか俺がタイムスリップ?した時最初に夜も共にしたさきちゃんね!みんな仲良くしてあげて!」
「側室のさきと申します。不束者ですがよろしくお願い申し上げます」
「はっ。黒夜叉隊 望月信雅と申します。側仕えが見当たりませんが?」
「私に側仕えは不要。自分の事は自分でできます故」
「失礼致しました」
うん?なんか考えがあるのか?
「気になる事がありますか?」
「いえ、出過ぎた事を申すつもりはありませんが、暁様の側室なれど警護の一人や二人は必要かと思われます。小雪様ならば大丈夫かと思われますが、さき様はその・・・」
うん。剣やら武道は無理だろうな。
「気遣いありがとうございます。ではお願いしましょうか」
「どうもこちらこそ。奏!この子は齢は13歳なれど甲賀流忍術の皆伝者です。それと、琴!こちらも同じ齢は13歳で皆伝者です」
「よし!決定!望月さんありがとうございます!奏ちゃん!琴ちゃん!さきの護衛お願いできるかな?」
「「はっ!!」」
「さきさん?聞いたと思うけどこの二人を付けるから必ずどちらかと居るように!」
「格別な配慮ありがとうございます。琴ちゃん?奏ちゃん?よろしくお願いします」
ってか甲賀流忍術ってのはなんだ!?実は凄い術とかあるのか!?
「で、最後にここが風呂!色々な部屋があり娯楽もあるけど倉庫の奥の部屋は小雪ですら入れない場所だから気を付けておいてね?無理矢理入ろうとすれば警報がなるから!」
「未来の家とはこのようになられてるのですね?私も未来を見てみたいです!」
うん。未来でこんな家があるのはかなりの金持ちだけだろう。ゲームの課金アイテムだからだよ!
その後風呂を説明して入ってもらった。奏ちゃん達もまだ慣れていないだろうが教えてくれるとの事で助かった。風呂から出たさきはやはり色っぽく愚息が反応してしまう。医療カプセルを早急に終わらし何も異常がなかったので俺は寝室に向かう。すると、そこにはスッポンポンで小雪が待っていた。
「ちょ!小雪!なにしてるの!?」
「さき?あなたも私も暁様の妻よ!だから暁様を独占したいの!けどそれは無理だと分かっている!だから順番にするか同時にしてもらうかにしようと思うの!」
「ど、ど、同時ですか!?」
「そうよ!暁様も喜ぶと思うの!」
いやそりゃ嬉しいよ!?むしろお願いしますだ!けど・・・・
「私は小雪様なら同時でも構いません!」
「分かってるわね?さぁ!暁様!お好きな方にどうぞ!」
いやいやいや!お好きな方にって!!!?
「やはり小雪様のような女性の方が殿方は喜ばれるのですよね・・・私なんか小雪様と比べると・・・」
「だぁぁぁぁーーー!!もう抱けばいいんだろ!抱くさ!抱くよ!!!もう知らねーぞ!?辞めてやらないからな!!!!」
この日の夜はハッスルしまくり翌朝ゲッソリして迎えた。反面、黒夜叉隊の者達は当初昨日は意気消沈していたがこれから大橋家の部隊として名を上げる!と全員の意見が一致してこの日の朝・・・とてつもないやる気で訓練を始める。
「おぉーーーい・・・黒川さん・・・もう少しゆっくり撃って・・・」
「何を言われていますか!暁様が言うたではありませんか!?我らに時間がないと!さぁ!もう一度見てください!!」
はぁ〜・・・これから同時はやめよう・・・搾り取られる・・・。そしてこの日ついに精鋭と呼ばれられる30人程が館に来た。俺はゲッソリ顔を無理して分からないように努めて相対する。
「お館様直属 黒母衣衆 河尻秀隆と申します」
「大橋兵部少輔暁と申します。こちらは妻の大橋左衛門尉小雪です」
「なんと夫婦揃って官位とは・・・失礼いたしました!!!某、織田家に仕え20余年・・・大殿 信秀様の…………小豆坂の戦いにて………弟様をこの手で殺め………」
この人はなんなのだ?長いし勝手に目に涙浮かべて・・・。
「あなたはよく頑張りました。そしてこれからもそれは続いて行くのです!だから織田様はあなたに黒母衣衆筆頭を命じたのでしょう」
「奥方様は分かってくださるか!?」
いや小雪は分かるのかよ!?エスパーかよ!?
「まあ、色々あるでしょうがお互い頑張りましょう!こちらへ!」
庭に出て俺の配下も紹介した。みんな俺が作ったこの黒母衣衆にも負けない黒い戦闘忍者服だ。セバスチャンに言って、軽くだが改造してもらっている。
服の表面に微風だが風属性を纏わせ飛び道具なんかは効きにくくしてあるし乱戦になっても急所は狙われなくなっている。だが必ずしも安全とは限らず風の力より強い攻撃は防げない。
「論より証拠。こちらをご覧ください!岐阜銃です。こうやって撃ちます!」
俺は素早くチャンバーに弾を込めて撃った。
パンッパンッパンッパンッパンッ!
「「「おぉぉぉ!!!」」」
「河尻様!」
「うむ!これは火縄より小型なのに連射も出来威力も高そうだ!何より真っ直ぐ弾が飛んでおる!!」
「そうです。あっ、えっと・・・」
「長谷川橋介でございます」
「長谷川様、火縄銃をお貸しください」
俺は借りた火縄銃をセバスチャンに見せてライフリング加工だけ素早くお願いして加工してもらった。
「これであの的に撃ってください」
「はい」
ガチャガチャガチャ
長いな。予備動作が多いのが欠点だよな。
「長谷川撃ちます」
パンッ
「お!?真っ直ぐ飛んだぞ!?」
「その通り!幾分威力は落ちたかもしれませんが真っ直ぐ飛んだでしょう?銃身を見てください。溝が彫ってあるでしょう?」
俺はみんなにライフリング加工の事を教えて弾を回転して撃ち出す機構にすれば極力弾は真っ直ぐ飛ぶ事を言った。これはまた追々として今はこの銃を撃ちメンテナンスを一人でできるようにする事だ。
正直この部隊にこそSTG44を渡してもいい気がするが・・・。いや信長の事だ。渡さないと怒られてしまうな。
俺は基本的に岐阜銃を慣れてもらった後、小雪に言って武器庫から30丁のSTG44と33ミリ、クルツ弾を10万発持ってきてもらう。
さてどんな反応をすることやら。
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