第39話



「大丈夫?」


「あ……はい……」




正直困った。

元々、帰るつもりはなかったが。



むきむきなお兄さんって、一体だれだろうか。



私の知り合いにはむきむきな人、いなかった気がする…。







「あ…あの…」


「どうしたの?」


「その、…他にも、会社にいた人を、見かけた気がしたのですが…」


「あぁ…。あの会社ね、綴さんが辞めてすぐに倒産したのよ」


「え……」






あんな大企業が?


世界に発信しているような企業だったのに、なぜ…?








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る