第十二話 あんな俺好みの表情を他人に見せてなるモノかっ!(笑)……模写だとしても、だっ!?
二足の
まあ、シメキリに追われて泣く泣く働かざるを得ない場合もあるが(笑)。
クリエイティブな仕事の為には(エラソーだな(笑))、適度な遊びと遊び心が必要だ。
―― と、言う訳で時間外労働は右脳の活性化の妨げになる。
まあ、五時間ミッチリ働いたので、少々休憩だ(笑)。
実は、この作業場の奥が寝室になっている。
ここは、単行本デビューの時に編集長(俺の初代の担当編集さんだ)が専属契約のお祝いだと言って会社名義で借りて(買って、ではない(笑))くれたのだ。
まあ、あれだ。若いからイロエロ羽目を外さないように目の届くトコに置いておこうという……(笑)。
まさか、監視カメラとか、無いよなっ(笑)。
それでも、自宅に居るより色々快適なので、ほぼ、ここに住んでいる。
なので……俺はさっき撮影したデジタルカメラのメモリーカードを持ってきた。
仕事の為では ―― にゃい(笑)。
50インチの大型テレビ(これは自分で買った(笑))で
いや、観賞だけだぞ。
個室だからと言って、秘密の遊戯に励むコトは ―― にゃい(笑)。
だって、そんなコトをしたら、明後日(明日は日曜だ)
でも、あの燃えあがる炎のような綺麗なヘアは大画面で見たいぞっ♡
それから暫く可憐のオッパイや、ヘアや、オッパイをじっくり堪能した。
―― が、これ以上はイロエロと(我慢が)ヤバいと判断して、俺は泣く泣く50インチの大型テレビをOFFにしたのだった(笑)。
さて、どうするか?……とスマホを手にした時、可憐の去り際の絶叫が俺の脳内にリフレインした。
――――【良っし⁉、全部、無かったコト……帰ったらガチャを廻して、廻して、廻すぞ~~~っ!?……『女神の純白ドレス』がわたしを待っているのよぉほほほほほほほほほほほほぉん♡♡♡】
基本的に俺はスマホゲームで課金はしない。
まあ、働いている訳だし小遣いに困ってはいないが、一度許したら、ずる、ずる、いってしまう自分の性格を知っているからだ(笑)。
しかし、試しに一回廻してみるか……と、可憐の絶叫に背中を押されたのだった。
初の課金(一回分ギりだ(笑))を済ませ、緊張しつつ(笑)ガチャをポチった。
派手なエフェクトがスマホ画面から飛びだし(いや、そんなイメージだった)……やがて収束していった。
まあ、試しの一回で当たったら世話はないのだが、ドキ、ドキ、しながら画面を見詰めていた時 ――
いきなりのコール音と共に画面が電話に切り替わった。
見れば二代目担当編集者の
用件は出なくても明らかだったが、しかし、出なければ逆に面倒なコトになるのは確定だ(笑)。
あれ?……美人の沙耶香女史を二代目担当編集者に付けたのも、この部屋と一緒で俺を縛る一環……!?
だとしたら、完全にミステークだっ!
歳上は、全く、趣味じゃないしぃ……まあ、顔もスタイルも、かなりランクは高いと思うが、俺は毎日【超絶美少女】の花楓さまを見ているのだ(横顔だが(笑))。
しかし、10回コールを聞いたが敵は切る気は無いらしい(笑)。
俺が可憐としっぽりヤッてるとか、思わないのかよっ!
あっ、100
仕方なく通話ボタンを押すと、大音量でお小言が始まった。
何故直ぐに出ない……から、延々と文句を垂れ流してくる困った女史に辟易した俺はスマホをベッドに放ってテレビを付けた。
直ぐに画面一杯に可憐のオッパイがリロードされて疲弊した俺を癒してくれたのだった。
小一時間文句を垂れ流して沙耶香女史は電話を切った。
結局、沙耶香女史の用件は、二つだけだったが。
一つ、明日までに今日のスケッチを纏めて沙耶香女史宛にウエブ送信せよ。
二つ、扉ページのカラー原稿のラフを(これも)明日までに仕上げて(これも)ウエブ送信せよ。
……とのお達しだった。
2分で済むじゃんっ!
まあ、聞いてなかったけど(笑)。
『扉ページのカラー原稿』と言うのは、今回デビュー10作記念というコトでセンターカラーを戴いたのだ。
初のカラー原稿だったりする(単行本の表紙は描いたけど)。
まだ締切までは余裕だがその『カラーラフ』を見せろ、と言うコトだ。
明日、休みなんだけどぅ?
まあ、さっきの可憐の撮影中に『これだ』と思ったカットはあった。
メモリーカードから探しだして50インチの大画面に表示した。
恥ずかしそうに視線を逸らせてスカートをたくしあげた最初のカットだ。
パンツだけは食みだしてるマイクロビキニに変更するが(笑)。
表情も、マジ、俺好みだが……花楓の身バレは防がねばならない。
いや、花楓の為ではない(無くもないが(笑))。
あんな俺好みの表情を他人に見せてなるモノかっ!(笑)……模写だとしても、だっ!?
仕方ない、やりますかね。
―― 明日になったら(笑)。
今日はもうナンもやらね~~~っ!
俺は50インチ大画面に全意識を注力したのだった。
【つづく】
次回こそ「学園篇」が始まります。
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