第29話
こういう時は、先行者に聞くに限る。
と言うわけで、今、私は生徒会長のお宅にお邪魔している。
もちろん、ケイもいる。
「なるほどねぇ、まぁ、したいようにするのが良いのだけどねぇ。こういう時は男性がリードする方がいいのだけど」
生徒会長はケイをちらとみてまた私の方をみる。
「そうは言っても、私達と違って避妊も考えないといけないし、簡単ではないわよねぇ」
ケイは男性淫魔で自分で妊娠させるかコントロールできる。しかも二人の様子から見て魔力も十分みたいだから妊娠の心配はないだろう。
「こちらの世界では、成人をして仕事について、結婚してないときの妊娠はいろいろ不都合があるのよ」
なるほど。
「それでも、避妊具があるし、きちんとしていれば大丈夫じゃないかしら」
「それで、あの奥手な二人の背中を押すにはどうすればいいの?」
会長もちょっと考え込む。
「やっぱり、イベントかしら。10月末の文化祭とか、、文化祭って学校で開かれるお祭のことね」
生徒会長に文化祭のことや二人の背中を押すことやそれから、ケイとのことを聞きだしてその日は終わった。
「で、サトル君はどう?」
「へっ?」
なんでここでサトル君が?
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