第30話
色々聞きたがる生徒会長の追及をかわしてなんとか逃げ出したけど、そう言われちゃうと意識してしまう。
それでも、なんとかそういう気持ちを隠しながらメグミさんとタケルのおぜん立てを進める。
気が付くと夏休みが終わって1カ月、10月になっていた。
街にはオレンジや紫の飾りつけがしてある。
「ハロウィンっていうの。アメリカから伝わってきたお祭ね」
メグミさんが教えてくれた。
モンスターに仮装して練り歩くなんて面白いわね。
「文化祭が10月末の土日で月曜日がお休み。だから、今年はハロウィンがお休みなんだよ」
メグミさんがうれしそう。ハロウィンにタケルとデートするつもりなんだろうなぁ。
そしてどうおぜん立てしようかしら。何しろ相手があのタケルだからね。
いろいろ悩みはあるけど何とかなるでしょ。生徒会長が直接メグミさんにアドバイスしているみたい。
そして私はサトル君をどうするか、だね。どうも、生徒会長とメグミさんの思わせぶりな視線がちょっと怖い。
私はサトル君の気持ちがよくわからないまま毎日は過ぎていく。
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