第26話

お祭り当日、4人で集まったのだけど、花火が始まる直前に私とサトル君はメグミさんとタケルから離れて別行動。


行く前に、私はメグミさんに、サトル君はタケルに、

「「当日、別行動になるようにして!」」

とお願いされた。


言われなくてもね。


会場はすごい人。これはサトル君とも離れ離れになりそうだな、って思ってたらサトル君が手をつないできた。

相手の体に触れるのはこちらでも愛情表現の1つだと思ってたけど、サトル君はそれほど考えてないようで顔色一つ変えてない。

ちょっと悔しい。


突然の大きな音とともにあたりが明るくなる。

花火が始まった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る