第19話
「ねぇ、サトル君、私と初めて会った日のこと覚えてる?」
きょとんとしたサトル君がちょっと考え事して
「そういえば、あの日、、、、あーー、助けてくれた人ーー」
慌てて私が口を手でふさぐ。
「声が大きい!」
メグミさんも注意する。
「あの日は、授業の合間に生徒会室に忘れ物取りに行って、、」
その時に見たことのない男の後をついて行く女子生徒を見かけたそうだ。
不審者なのに周りは誰も気にしてないのが怪しい。
気になってそのあとをついて行ったら倉庫に入った。
なので中を伺っていたら操られるように倉庫に勝手に入って行って。
なかでは女の子を男たちが乱暴している。
サトル君は手も足も声も出せず縛られ猿ぐつわをされた。
一人目が終わって二人目に変ったところで、私が助けに入ったらしい。
「男の特徴は、、覚えてるかなぁ?」
サトル君があやふやながら覚えていた特徴はあいつと重なるところもある。
「やっぱり、ケイが来てるのかな」
「うん、来ちゃった」
奥の部屋から声がかかる。
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