第18話

次の日の放課後、相変わらずサトル君が一人で生徒会室にいる。

「ねぇ、いつも一人だけど他の人は?」


「そういえば、最近会長あまり来ないなぁ。他の役員は会議がある時だけだよ。みんな塾とか忙しいし」


ノックの音とともにメグミさんが入ってくる。

「あれ、メグミさん、珍しいね、タケルが何かやらかした?」


「ちょっと相談があるんだけど」

椅子に腰かけながらメグミさんがサトル君に話しかける。

メグミさんの目くばせを合図に魔法を発動させる。

さてうまくいくかなぁ。

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