第13話

勉強が終わってもみんな帰らない。

タケルは剣道という日本の剣の稽古があるらしい。

メグミさんはクラス委員会だそうだ。何やら大変そう。


彼女たちが終わるまで学校の中をさまよってると、また、魔法の痕跡を見つけた。

たどってみると教室じゃない部屋に続いている。

こっそりのぞいてみると、奇麗な女性とサトル君がなにやら話をしている。


「じゃぁ、お願いね」

女性がサトル君に言うと、

「はい、わかりました、会長」

とサトル君が答えた。



会長と呼ばれた女性が出たあと、姿を現わして部屋に入る。

サトル君がびっくりした顔で見たけどすぐに落ち着いた表情に戻る。

「どうしたの?メグミさん達と一緒じゃないの?」

「え、、と、、、迷子になっちゃった」


「じゃ、ぼくが仕事終わったらメグミさんのところに連れて行くからそれまでここで待ってる?」

やさしい!どっかの誰かと違って、、いや、彼も思ったよりはやさしかったな。


彼からもらったお茶を飲みながら眺めている。


なにやら凸凹の板を指で叩きながら平らな板を見ている。

平らな板からでる光がサトル君の顔に反射している。

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