第5話

とりあえず、タケルの家にお世話になることにしてもらった。

私はタケルのおかあさんの妹でしばらく海外に行っていたけどつい先日帰国したことにしている。

まぁ、私の魔法でそういうことにしたんだけど。

もちろん、容姿もそれに合わせてるけど、

「ユリ叔母さんそっくりだよ、特に胸が」

とタケルの軽口に女二人が制裁をくわえた。

こんなのが勇者だったのだからあきれてしまう。


「メグミさん、まだ、間に合うよ。世の中にはもっといい男がいっぱいいると思うの」

私の忠告に、タケルは殺意をあらわに、、、怖い怖い。


「ユリさん、何を言ってるのかしら、よくわからないわ」

メグミさんの決して笑ってない笑顔の方が怖かった。

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