ネコ耳は正義
お、誰かと思えば、それはあのネコ耳コス女子…もとい、
見れば、制服姿のまま。そう、実は
「…はい、じゃあ、マグロのお刺身。1000円ね」
と、魚屋のおじさんが、その包みを渡してきたまではよかったのですが、
「あ、ごめんなさい。お財布が…」
井上さんったら、どうやらお財布を、教室の机の中に忘れてきてしまったようです。
「ん、そうなの。じゃあいいよ。常連さんだし、今度また来た時に持ってきてくれれば…それに、なんといってもニャン子(井上さんのフルネームは『井上ニャン子』なのです)ちゃんは、ネコ耳だからねー」
「そうそう、ネコ耳は正義」
「うん、ネコ耳ならイイよね」
なんて、他のお客さんたちも口々に。
かたや、その光景を見ていた一青年曰く。
「なぜ、なぜネコ耳ならイイんだ〜ッ…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます