第3話・お婆ちゃんは眠らない

 昨夜から一睡もしていない作者と母です。


 昨夜はお腹いっぱいに夕ご飯を食べた母は直後から腹ペコモード発症、お腹空いたを繰り返してリハビリ用のゼリードリンクを飲みました。


 しかし、これが悲劇の始まりだったのです。


 介護施設でもあるあるのお腹空いた病はゲップがする程のご飯を食べても満足しません。


 私の場合はご飯を下さい攻防で寝て下さいと言うのが施設では当たり前なので、ずーっと寝て下さいって言う状況でした。


 息子ちゃんも眠れないので私とお部屋交換して、夜中にベッド移動などを行いました。


 そして一睡も出来ずにコレを書いてます。


 起きてから最初のケアはオムツ交換、もしくはパット交換です。


 今回は判断がし難い状況なので全部取り替えです。


 女性の場合は背中側に若干余裕をもたせると便などの流出が最低限となりますのでやってみて下さい。


本日の朝ご飯

焼きそばUFO

ほうじ茶


 母は重度の貧血なので南部鉄の茄子さんをお湯を沸かす際に入れます。


 あくまでも水やお湯の時に入れると貧血予防になりますので貧血予防に南部鉄の茄子さん約600円などを使いましょう。


 夜から朝まで置くと錆水みたいになっちゃうので、あくまでも水を沸かす際にのみ使います。


 水の味が唇を切った時の味のようになればベストです。


 使用後はスポンジで洗って冷凍庫に入れましょう。


 そんなこんなで母の朝ご飯終了、足が痛いと言うのでベッドに移乗して暫くすると寝始めます。


 昨夜から早朝までの攻防はなんのそのって感じで寝たり起きたり静かになりました。


 下手な攻防よりもお粥とかを用意しといた方が良いのかな?って悩みますよね。


 ちなみに目がグルグルして頭痛がすると言われたら、脳梗塞で右脳下部を全て壊死した母の場合には冗談には聞こえません。


 ほんと困りますよね。


そしてケアマネが心配して登場、私の疲れ切った顔を見て無理はしないで下さいって言われたけど、そんなに顔色悪いのかな?


 朝ご飯は8時に食べたのに10時頃からお腹空いた病を発症、お昼前だけど11時に前倒しでお粥、シチューペースト、レバーペースト、ひじき豆ペーストで食事を終えたけど、助けて下さい病を発症。


お昼ご飯 

お粥

シチューペースト

レバーペースト

ひじき豆ペースト


 姉が来ちゃうから助けて下さい病がますます酷くなり、足が痛いと連呼する。


 睡眠時間は結局0です。


 お昼ご飯を食べても食欲旺盛な母は姉の登場で焼きそばを食べたいと言い始めたけど無理。


 昼の2時に仕方ないのでお昼の残りを食べさせる。


お昼ご飯2

お粥

レバーペースト

ひじき豆ペースト

梅干し


 食べ終わりで移乗した際に介護でやりがちな単純かつ一番気をつけないといけない横ズリとフェンスに腰をぶつけてしまった。


 コレは車椅子とベッドが近く、上手く行き過ぎた場合に起こりやすいので要注意。


 車椅子を45度から35度にして、少しフェンスから離しとかないと、またやらかすのでヒヤリハット事案で失敗と書いとく。


 そして再び食欲旺盛な母が食事のさいそくをしてくる。


 只今、夕方5時でまだ時間には早いのに助けて下さい。お腹が空きました。助けて下さいを繰り返すけど、どうしようもない。


 認知症は妥協点を探すか、強制的な手段を取るしかないんだよね。


 そして夕食。


今日の夕食

軟飯

レバーペースト

ひじき豆ペースト

なめこと豆腐の味噌汁


 一応、睡眠薬も飲んでるけど、認知も酷いので予備のご飯を用意しとく。


 昨日の夜から18時50分まで起きてるのは凄いね。


 今の病院様ありがとう!って感じるよ。


 まあ、私達が毎日通ってたのは迷惑だったかもしれないけどね。


 

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