第48話

翌朝、いつもと同じ時間に目が覚めた。


外を歩くし動きやすさ重視でブラウスにスキニーを履いた。




リビングへ行くと



「早いのね。どこに行くの?」



とお母さん。





どこに行くのと聞かれてもわからないから





「花が綺麗なとこ。」



と曖昧に答えた。





すると



「いいわね〜。ふふふっ。」



となんだか私より楽しみにしているお母さん。





そんなお母さんを横目にトーストを食べた。







すると今度は





「おっ、出かけるのか。」



とお父さんが起きてきた。




お父さんもなんだか嬉しそうで、

私引きこもりって訳じゃないんだけどな

と思いながら玄関へ向かった。






「いってきます。」






「気をつけてね。」







5月の午前中とは言え紫外線は強い。



私はカーディガンを羽織り、キャップを被って家を出た。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る