第38話
私は知り合いが行きそうにない大学を選んでその大学の学部を適当に選んで書いた。
それでも一応、県内一の進学コース出身者として文句は言われなさそうなそこそこの偏差値の隣県の大学を選ぶくらいの配慮はした。
「やりたいことが見つからないならせめて理系なんだし理系に絞らないか?理系なら工学部以外にも医学部とか看護とかそっちもあるぞ。
いろいろ考えて変えていいし進路相談にはいつでものるから、夏までには決めとけよな。」
本来進学コースにいる私は、3年のこの時期にこんなことをしてるとありとあらゆる先生からの面談対象になること間違いない。
ーいい大学の数字が欲しいんでしょ?ー
という言葉が浮かんだけど、
夏まで猶予をくれた先生は学校の中でも柔軟性があるいい先生だと思うから
「考えてみます。」
と返事をしておいた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます