第19話
「ここって私が通ってもいいんですか?」
どう見てもスタッフオンリーな雰囲気だ。
「タメでいいよ。
大丈夫。店長に許可もらってるから。」
さっきのフミトさんのことだろうか。
「ここでバイトしてるの?」
「前はしてたけど今はしてない。
でも俺の作品を店で扱ってくれたり今でもよくしてくれるんだ。」
そう言ってたどり着いた先にはサンルームがあった。
「もうちょっとしたら夕陽がキレイに射し込むと思うよ。そこに座ってもらってもいい?」
と彼はリュックからキャンバスと筆箱を取り出している。
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