第11話
案の定、結果は散々で見事に受験に失敗した。
合格するものだと周りからは思われていたから驚かれた。真紀子もその一人だった。
だけど、驚きながら一瞬口元に弧を描いたのを私は見逃さなかった。
プライドの高い私は、失恋で受験に失敗したなんて言えなくて、体調が悪かったということにした。
実際、入試のあと2日間は失恋と真紀子に裏切られたショックで寝込んでいたからみんな信じたみたいだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます