第7話
2年前の今日、高校入試前日という大切な日に何故かいつもは行かない近所のコンビニに行った。
別に何か買いたかった訳ではない。
落ち着かない。ただそれだけ。
気を紛らわせようと思って行ったのが仇となるのだけど。
そこには、私の好きな先輩がレジに並んでいて、ラッキーと思ったのも束の間。
聞き覚えのある声がして反射的に隠れてしまった。
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