第5話
そもそも、2年前の今日がすべての始まりで人生の汚点だ。
大前提として、私はこの私立の進学校に通いたかった訳じゃない。
本来なら県内一と言われる公立高校に行って、中学からやっている吹奏楽に精を出すはずだった。
じゃあどうして?って。
私は高校入試に失敗したのだ。
それも今となってはとてもくだらない理由で。
あんなことがなければ、きっと私はこんなところには居ないし、部活に打ち込んでたに違いない。
人並みに恋愛もして、目標もそれなりにあって「イマドキの女子高生」の一人だったはずだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます