第十七話 そして敵はいなくなったです
物資輸送隊を偽装した囮部隊が進行している中、俺たちは山裾から全体の状況を見守っていた。
責任者として全体の指揮を執るのは俺だが、隣には半ば強引に同行してきたアリシアが余裕たっぷりの顔で立っている。その視線を振り払うように、俺は手元にある双眼鏡に目を落とした。
この双眼鏡――いや、眼鏡を基に作った拡大レンズの応用だ。自分で設計し、領内の職人に協力を頼んで仕上げたものだが、まさかこんな場面で活躍するとは思わなかった。
「兄さん、夜盗たちの気配がします!」
カインが険しい顔で俺の方を振り返る。「そろそろ囮部隊に指示を出した方がいいのでは?」
俺はその言葉を聞き流すように、双眼鏡を目元に当てた。遠くの山の影をじっと見つめる。確かに怪しい動きが見えるが、まだ全員は出てきていない。
「いや、まだだ」
俺は落ち着いた声で答える。
「でも、このままでは囮部隊が危険です!」
焦るカインに、俺は短く息を吐きながら言葉を返した。
「全員出揃うのを待つんだ。焦って早く動いたら、奴らの動きを読み切れなくなる」
カインは不安げに目を伏せる。
「でも……」
俺は視線を外さずに続けた。
「大丈夫。囮部隊もまだ余裕がある。それに……これが成功すれば、夜盗を完全に仕留められる」
その言葉に、カインは渋々頷いたが、その表情はまだ硬い。
「ふふ、やけに指揮官っぽいじゃない」
背後から聞こえる明るい声に、俺は思わずため息をついた。アリシアが腕を組み、俺をじっと見ている。
「茶化すなよ。こっちは本気なんだ」
俺がため息交じりに返すと、彼女は軽く肩をすくめながら微笑む。
「そういうときこそ、冷静でいなきゃね。指揮官が焦ったら、下の人たちが困るわよ?」
彼女は自信たっぷりに言いながら、俺の手元にある双眼鏡をちらりと見る。
「それにしても、面白そうな道具ね。それ、あなたが作ったんでしょ?」
「まあな。眼鏡のレンズをちょっと応用しただけだ」
俺は少しばかり誇らしげに答えた。こういう場面で使えるように作ったわけではなかったが、役に立つのは悪い気がしない。
「ほら、やっぱりね。あなたって何だかんだで器用よね」
彼女がそう言うと、カインがふと目を細めてアリシアを見た。
「確かに……兄さん、余裕があるように見えるのは、その道具のおかげかもしれませんね」
カインがぽつりと呟く。
「おい、俺の手柄を双眼鏡にしないでくれよ」
俺が突っ込むと、カインは少しだけ笑顔を見せた。
「でも、アリシアさんの言う通りですね。落ち着いて敵を観察すれば、全員が出揃うタイミングを見極められる……兄さん、すみません、少し焦りすぎていました」
「気にするなよ」
俺は双眼鏡を外し、カインの肩を軽く叩いた。
「今は俺たちが冷静でいることが大事だ。それが囮部隊の安全にもつながる」
「はい、了解しました」
カインが深く頷き、表情が少し和らいだ。
そのとき、山の影から夜盗の集団が次々と姿を現した。物資輸送隊を目撃した彼らは、獲物を見つけたように勢いよく動き出している。
「敵が動きました!」
近衛騎士団の隊長が報告してくる。
「囮部隊に伝令を!」
カインが言う。
俺は再び双眼鏡を手に取り、敵の全体の動きを観察した。まだ完全には全員が動き切っていない。
「……待て、もう少しだ。全員が目標地点に入るまで囮部隊は後退しない」
「でも、もし囮部隊に被害が――」
カインが言いかけたが、俺は静かに指示を出した。
「信じろ。囮部隊の配置も計算通りだ」
そう言って双眼鏡を渡す。
「あ、夜盗のリーダーらしき奴が、囮部隊を目標に前進しています!」
カインが冷静に双眼鏡を覗きながら付け加えた。
俺は自分の目で全体を見渡した後、少し考える。まだ、すべての敵が目標地点に入ったわけではない。
「……まだだ。全員が目標地点に入るまで、囮部隊は後退しない。隊長にそう伝えろ」
「わかりました!」
カインが伝令を飛ばす。
囮部隊、目標地点に向かって後退開始! 速度は一定を保て!」
伝令を受けた隊長が声を張り上げその言葉を伝えると、囮部隊は予定通り慎重に後退を開始し、敵を山の裂け目へと誘導する動きに移った。
夜盗たちは囮部隊を追い、山の裂け目に向かってじりじりと進んでいく。その様子を見たアリシアが、笑みを浮かべながら言った。
「ほらね。私の言った通りでしょ? リーダーって単純なのよ、こういう場面だと特にね」
「……まあ、お前の読みが当たってるのは認めるけどな」
俺が少しばかり皮肉交じりに答えると、アリシアは眼鏡を押し上げて得意げに微笑んだ。
「ふふ、見てて思ったけど、あなたって本当に余裕あるわね」と茶化してくる。
「お前は余裕ありすぎなんだよ」
俺は半分呆れながら答えたが、その声には少しだけ安堵が混じっていた。
その様子を隣で見ていたカインが、ふと呟いた。
「……やっぱり、フィオナも一緒にいた方が良かったかもしれませんね」
俺はそれを聞き逃さなかった。
「おい、今なんか言ったか?
のろけなんて聞きたくないぞ」
俺のニヤニヤ笑いにカインは慌てて顔を横に振るが、アリシアが笑いをこらえながら突っ込む。
「ふふ、仲が良いのね。妹さんのこと、すごく気にしてるみたいじゃない。あれ、お姉ちゃんだっけ」
「同い年です。って、関係ないでしょ……!」
カインが顔を赤くして否定する姿に、俺は少しだけ肩の力が抜けた。
「全員、山の裂け目に到達しました!」
伝令が報告に駆け寄る。俺は双眼鏡を覗いて夜盗の配置を確認した。裂け目の狭い地形に、ほとんどの夜盗が集まっている。
「よし、囮部隊は次の指示通りに後退を完了しろ! 夜盗が深追いしすぎないように気をつけろ」
俺が頷くと同時にカインが指示を出し、隊長が即座に命令を伝える。
「後退開始! 隊列を崩さず、予定地点まで退却!」
騎士団の規律ある動きに、俺は安心する。夜盗たちはそのまま裂け目に閉じ込められる形となり、作戦は順調に進んでいた。
「素晴らしい指揮ね、指揮官さん」
アリシアが軽く肘を突いてくる。
「茶化すなよ。それに指示出してるのはカインだ」
俺は目を逸らしながら返すが、彼女の余裕に少しだけ救われているのも事実だ。
ふと思い付いたが、そういえば指示は全部カインが出してくれてるって事は、功績は全部カインのものだ。
よし、そうと決まればもっと頑張ってカインの優秀さを示さないと。
夜盗の配置を確認し、俺は深呼吸をして周囲を見渡す。今がタイミングだ――ここで失敗すれば、囮部隊に被害が出るかもしれない。
「爆破の準備はできている?」
カインが尋ねると、騎士団の隊長が大きく頷く。
「はい、準備完了しております。指示をお願いします」
「アリシア、頼むぞ」
俺が彼女を見て言うと、彼女は満面の笑みを浮かべた。
「任せて。こういうの、私の得意分野よ」
アリシアが杖を掲げ、火属性の魔法を唱えた。光が放たれた瞬間、火薬が一気に引火し、計算通りの順番で山肌が崩れ始める。轟音とともに土砂が舞い上がり、夜盗たちは混乱して動きを止めた。
起動呪文、リンディさんと一緒なんだ、などとショーも無い事考えていたのは秘密だ。
「見事だな」
カインが感嘆の声を漏らすが、俺はまだ油断しなかった。
「まだだ。崩落した地点を確認しろ」
双眼鏡で崩落地点を確認し、目標通り道の基盤ができたことを確認する。夜盗たちは完全に戦意を喪失し、騎士団によって次々と拘束されていった。
「本当にやったな……」
俺が思わず呟くと、アリシアが肩を叩いてきた。
「当然でしょ? あなたがちゃんと指揮したおかげよ」
「いや、指示は全部カインだ」
そう言いながらも、俺の顔が少し緩んでいたのは否定できない。
作戦は順調だった。夜盗たちは壊滅し、直線道路の基盤も計画通り完成。次は、湖の飛び出し部分に浮き橋を設置する段階だ。準備されていた部材を運び込み、魔法を使って素早く組み立てていく。
「よし、浮き橋の設置を急げ! 短時間で仕上げるぞ!」
俺が指示を出し、騎士団と作業員たちが一斉に動き出す。湖面に木材が運ばれ、魔法使いがそれを浮かせながら位置を調整していく。
「見てて思うけど、本当にやるじゃない、指揮官さん」
アリシアがにこやかに話しかけてくる。
「……今はお前を相手にしてる暇はないんだよ」
俺は浮き橋の進捗に目を向けたまま返す。
アリシアは少し頬を膨らませながらも、手際よく魔法で部材を動かしていく。さすが、器用だ。
「敵の矢だ! 気をつけろ!」
突然、湖の対岸から夜盗の残党が放った矢が飛んできた。混乱の中で逃げ延びた連中が、必死に反撃を試みているらしい。
「ちっ……まだ残ってたのか」
俺は舌打ちしながら作業員たちに叫ぶ。
「全員、伏せろ! 魔法使いは防御を展開しろ!」
矢はあちこちに突き刺さり、一瞬現場がざわめく。その中で、アリシアが咄嗟に身を翻して矢を避けた……その瞬間だった。
「きゃっ!」
彼女は足を滑らせ、そのまま湖に落ちてしまった。
「アリシア!」
俺は叫びながら駆け寄り、すぐに湖を覗き込む。
湖面に浮かぶアリシアの姿が見えた。だが、普段の余裕が嘘のように、彼女は必死に手足をばたつかせている。
「落ち着け! 横になるようにすれば浮かぶはずだ!」
俺が叫ぶと、アリシアはパニックで声を張り上げた。
「わ、わかってるけど……服が重くて……!」
冷たい湖水に浸かったことで冷静さを失ったのか、彼女の動きはむしろ溺れかけているように見える。
「くそっ……!」
迷う間もなく、俺は湖に飛び込んだ。
冷たい水が全身を包み、意識が一瞬だけ鈍る。それでも、彼女の元へ向かうために必死に腕を掻き、彼女の腕を掴んだ。
「捕まれ! 無駄に暴れるな!」
俺の声にアリシアは一瞬だけ我に返ったのか、俺の腕をぎゅっと掴む。その力が予想以上に強く、俺は少し息が詰まりそうになったが、何とか彼女を引き寄せる。
「はぁっ、はぁっ……!」
彼女の荒い呼吸が耳元に響く。俺は全力で水を掻きながら、岸へと向かった。
岸にたどり着くと、俺たちはびしょ濡れのままその場に倒れ込んだ。全身が冷え切っているが、アリシアが無事だったことにほっとする。
「おい、大丈夫か?」
俺が息を整えながら彼女を覗き込むと、アリシアは少し顔を赤らめながら小さく頷いた。
「……助かったわ。ありがとう」
普段とは違う、しおらしい声が返ってきた。
「お前、泳げるんじゃなかったのかよ?」
俺は呆れたように問いかける。
「普段なら泳げるけど……この服が水を吸って重くなるし、冷たくて……思わずパニックになっちゃった」
アリシアは少し恥ずかしそうに視線を逸らす。
「まったく……無茶ばっかりしやがって」
俺がため息をつくと、彼女が小さく笑った。
「でも……あなたって頼りになるのね」
彼女のその言葉に、俺は思わず赤面して視線を逸らした。
「……そんなんじゃねえよ。お前が勝手に落ちたから助けただけだ」
ぶっきらぼうに返すが、アリシアの視線が妙に刺さる。
「ふふ、照れてる?」
アリシアがからかうように微笑む。
「照れてない!」
俺は思わず声を上げるが、その声の調子に彼女は満足そうに笑った。
その様子を遠巻きに見ていたカインが、こっそり呟く。
「……やっぱりフィオナも一緒にいた方が良かったかもしれませんね」
それを聞きつけたアリシアが軽く振り返り、笑顔を浮かべた。
「本当に仲が良いのね、あなたたち。お似合いのカップルだね」
「そ、そんなことは……!」
カインが慌てて否定する姿に、俺は少し肩の力が抜けた。
浮き橋の設置が無事に完了し、作戦は大成功だった。夜盗たちは完全に壊滅し、領内の治安も大きく改善された。崩れた山肌が新たな道路の基盤となり、湖の飛び出し部分に架けられた浮き橋は、領地間の移動を劇的に効率化することを約束していた。
「これで全部終わったか……」
俺はびしょ濡れのまま、湖のほとりに腰を下ろした。冷たい空気が肌に染みるが、心の中には達成感と安堵が広がっていた。
そのとき、遠くからフィオナの声が聞こえた。
「兄様! 無事ですか!」
驚いて振り向くと、彼女が数人の侍女を引き連れてやってくるのが見えた。完了時間を見計らって現れたのだろう、その足取りには焦りと安心が入り混じっている。
「フィオナ? どうしてここに?」
俺が立ち上がりながら問いかけると、彼女は頬を少し膨らませながら、俺を睨むような目で見た。
「どうしてって、作戦が終わったと聞いて、いても立ってもいられなくなったんです。兄様が危ない目に遭っていないか心配で!」
フィオナは手を腰に当て、まるで俺を叱るような口調で言う。
「いや、無事だよ。ほら、この通り」
俺が両手を広げて苦笑いすると、フィオナは俺をじっと見つめた後、ふっと安堵の表情を見せた。
「そうですか。それなら良かったですけど……本当に兄様はいつも無茶をしますわね」
そう言いながらも、その声には温かさが混じっていた。
フィオナが言い終える前に、カインが駆け寄ってきた。普段は冷静な彼が、少し息を切らしている。
「フィオナ、大丈夫だったか?」
彼は自分が見た限り危険ではなかったはずのフィオナを、真剣に心配している様子だ。
「ええ、もちろん大丈夫ですわ」
フィオナはクスリと笑い、侍女たちが持っていたタオルを手に取ると、濡れた俺の頭に優しくかけてくる。
その様子を見ていたアリシアが横目で俺に囁いた。
「……ふふ、仲が良いのね」
俺が何も返せずにいると、カインが突然言葉を詰まらせた。
「……それにしても、よくここまで来られたな……」
「本当ですよ、カイン」
アリシアが満面の笑みでからかうように言った。
「だって、少し前に『フィオナがいれば良かった』って呟いてたのに、本人が来た途端、こんなに焦ってるなんて」
「そ、それは!」
カインが顔を真っ赤にして弁解しようとするが、フィオナが悪戯っぽい目で彼を見た。
「まあまあ、カインがそんなに私を必要としてくれていたなんて、嬉しいですわ」
「ち、違う! そういう意味じゃなくて――!」
カインがさらに慌てるのを見て、俺はつい吹き出しそうになる。
「そうそう。それはともかく、兄さん、見事な指揮でしたね」
カインが頬を少し赤らめたまま、無理やり話題を切り替えて俺に声をかけてきた。
「いやいや、俺はをアドバイスしただけだ。判断したのはカインだし動いたのはお前たちだ。功績は全部お前のものだ」
俺は肩をすくめながら、さらりと功績を押しつけた。
カインは一瞬考え込むような顔をした後、軽く笑みを浮かべる。
「なるほど……つまり兄さんは、功績なんてどうでもよくて、アリシアさんとのキスの方が嬉しいってことですね?」
「は!? 何言ってんだよ!」
俺は慌てて声を上げるが、カインはどこ吹く風で続ける。
「湖畔でのあの雰囲気、兄さんにしては珍しくロマンチックでしたからね」
「お前、見てたのか!?」
俺が問い詰めると、カインは淡々と答える。
「指揮官としての兄さんを観察するのは当然です」
そのやり取りを聞いていたフィオナが、ふと立ち上がり、悪役令嬢じみた笑みを浮かべながらカインに近づいていく。
……ほんとに、こういうとき様になるなぁ。
「何だ、カインもキスしてほしかったのね」
彼女が軽やかに言うと、驚く間もなくカインの頬にキスをした。
「えっ、ちょっと待っ――!」
カインは驚きのあまり声を上げるが、フィオナは満足げに微笑む。
「これで満足したかしら?」
悪戯っぽく言う彼女に、カインは真っ赤になったまま口を開いたが、言葉が出てこない。
「おい、カイン。戦闘中みたいに落ち着けよ」
俺は吹き出しそうになりながら二人のやり取りを見守る。
そのとき、アリシアがゆっくりと俺に近づいてきた。いつもの余裕たっぷりの笑みを浮かべているが、どこか意味深な表情だ。
「ねえ、これで本当に全部終わり?」
彼女が少し首を傾げて聞いてくる。
「ああ、もう問題はない。お前も無事でよかったよ」
俺は言葉を返しながら立ち上がった。
その横で、アリシアがにこやかに言う。
「終わりじゃないわよ。これからもっと忙しくなるわね」
俺は苦笑しながら彼女に返した。
「お前の予想が当たってるのが腹立たしいけど、まあ確かにその通りだな」
「ふふ、そう? じゃあ、ご褒美をあげるわね」
彼女がそう言った瞬間、俺の視界がふいに暗くなり、柔らかな感触が唇に触れた。
「――――!?」
唖然として何も言えない俺を見て、アリシアは満足そうに微笑む。
「作戦成功の立役者へのお礼よ。これから色々忙しいでしょうから、前払いかな?
それに、湖に飛び込んで助けてくれたしね」
彼女は悪戯っぽく笑うと、軽やかに背を向けた。
俺は何か言おうとしたが、頭が真っ白で言葉が出ない。
その場に立ち尽くしていると、カインの含み笑いが聞こえてきた。
「兄さん、まさか照れてるんですか?」
「うるさい!」
俺は顔を赤くしてカインを睨むが、その視線の先でアリシアが振り返り、ウインクをしてきた。
カインに押しつけたとは言え、無能ムーブを完遂するどころか一定の成果を上げてしまった俺は、溜め息をつきながらぼそりと呟いた。
「……まあ、これはこれで良かったのかもな」
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