2日目

2日坊主までは辿り着くができた。それだけで嬉しい。


世の中には自分の予想を軽々と飛び越えて行ってしまう人がいる。量的にも質的にもどうやったらそんなに文章を書けるんだという人がたくさんいる。文章に限らずとも世間を自分のレンズを通して見ると世間は超人ばっかりだ。


そんな人たちと比較して、嫉妬するも自分は何もできないと感じ、自己嫌悪し、何もかも投げ出したくなる。そんなことをどれだけ繰り返して来たかわからない。私も超人になれるならなりたいと願い続けてきた。


しかし、どれだけ願っても自分は超人になれなかった。怠惰で意思が弱く、体力もなく、目標だけ高く、別に行動もしない。それが自分だった。どれだけ嫌悪しようともそれが自分だった。そのことを受け入れる時最初は辛かった。惨めで仕方がなかった。


そんな理想と現実との乖離への葛藤の中、いつしか自分を受け入れていった。と締められるのなら苦労はしない。今でも私は超人に憧れている。ただちょっとだけ自分へのハードルを低くした。並のことをやるだけでもちょっと偉いくらいの気持ちである。この文章を書いてるだけでもちょっと偉い。そのくらいの気楽さでやって行っても良いのだと思う。



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