3日目

 3日目に辿り着いた。超えたくてというタイトルなので、超えられずに今日で終わりというオチかもしれないし、4日目という限界を超えた未知の世界に辿り着くかもしれない。どうなるかは明日の自分次第である。


 さて3日目になるのだが、何を書くか考えてみてもどうしたものかと悩み始めている。何か書きたいというふわっとした目標とその場の勢いで書き出すとこうなる。ちゃんと何を書きたいのか最初に考えておこうという当たり前のことに苦しめられている。そのような中なんとなく今日の文章を書いていこうと思う。


 文章を適当に頭の中で考えるのも好きであるし、ストーリーラインを頭の中で考えるのも好きだ。それなのに小説を書いてみようと思うとどうして気が進まなくなるのか。それは、人の目を気にしすぎなのだ。


 折角書いたものであるし、人に見てほしい気持ちはある。その気持ちが強すぎるのであると思う。商業作家であれば、読者に受けるものを書けなければ食べていけなくなるかもしれない。私は良くも悪くもそうではないのだ。プロどころかアマチュアとすら名乗れないだろう。正直この文章の内容もSNSにでも書いていろというレベルである。人に採点されることを気にする段階ではない。


 なら私は文章を書こうとするものとして、惨めな存在なのかと言われたらそうではないと思う。私は自由なのだ。売り上げを気にしなくてもいいし、閲覧数だって別に稼ぐ義務がある訳ではない。何を書いたっていいのだ。ゲームでいうなら布の服に木の棒を持った冒険者レベル1である。これから戦士を目指してもいいし、魔法使いになったっていい、仲間を集めたっていいし、ずっと一人で冒険したっていい。肩書きがないということは、何も気にしなくて良い。私の冒険はこれから始まる。


 

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