第2話

私の「いつから」を遡れば私を壊した原因がわかるだろう


生きてきて幾度となく思い返したけれど

24の6月までそうして生きてきた全てが起因で原因なのかな…

と今なら思う

そして

そうだとしても それらをどうにかすることも

忘れて生きることも できたとしても無意味だと知っている


むしろ それは

忘れてはいけない 忘れないからこそ私は今ここで笑顔で生きている と思う



私がこの世界で

「恋」をしたのはたったの1回

結婚は2回

セックスをした男性の数は 全く記憶していない


先に伝えるとすれば 結婚2回のどちらも「恋」とは無関係

セックスに関しても「恋愛感情」なんてほぼなかった



同性の友人も体温を交換した異性も

私の心を

心底温めて満たしてくれた人は居ない


けれどそれは相手が悪い訳ではなく私が私を愛せていなかったことに問題があったのだろうと思う


唯一

粉々になるくらい好きになった人の話からしてみようか






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