突然の

第23話

体験学習が終わり、皆とたくさん遊んだ後 、

お風呂に入り、夕飯を済ませて、ようやく

帆夏達は部屋へと戻ってきた 。


その時だった 。 あんな事を聞かされたのは … 。


部屋へ戻って来た4人は、よっぽど疲れたのか

すぐさま敷いてあった布団にダイブした 。


「はぁ〜疲れた〜」


と美鈴が言って、続いて夏樹が 、


「もうボク当分動けないよ〜」


「…疲れた…。」


と最後に筧くんが言った 。


「帆夏ちゃんは疲れてないの?」


と美鈴が聞くと、帆夏は満面の笑みで


「まだまだぜーんぜん動けるよ!」


と眠たそうにしている美鈴に返した 。


気付けば時刻はもう既に就寝時刻の9時を回っていた 。


普段なら帆夏も寝ているのだが昨夜の事が頭から

離れないでいてなかなか眠りに付けないでいた 。


その時だった 。突然部屋の扉から〝コンコン〟と

ノックの音と同時に、新井先生の声が聞こえてきた 。


『三原帆夏ちゃん居る〜???』


その声に応答するかのように帆夏はバタバタと足音を立たせ、部屋の扉へと走って行き、扉を開ける 。


「今…外に出て来れる?」


その質問に帆夏は首を傾げたが、取り敢えずコクンと

頷き、3人を部屋に残して廊下へと出た 。


そして衝撃的な事実を知った 。


「あのね…、あなたの両親がね…事故に遭ったのよ。」


「え…ママとパパが事故…?」


私はまだこの時知らなかった 。


この小さい歳だったからというのもあって 。


まさか私を育ててくれた、たくさんの愛を注いでくれた

最愛のママとパパがこの世から居なくなるなんて … 。

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