第17話

「で、そのお泊まり会の事なんだけど、グループを組んで欲しいのね。そこで今決めておきたいんだけど皆どうかな?」


と新井先生が言ってきた 。



クラスの皆は、一斉に声を揃えて 、



『いいですよ〜!!』



と元気いっぱいの声で返事をした 。



「それじゃあ今日のこの時間のうちに決めちゃいましょうね!ちなみにグループの人数は男女2人ずつの合計4人グループね!」



帆夏はもう誰と組むか既に決めていた 。



当然 美鈴と夏樹は入れている 。



ただ問題点は後一つ。男子をもう1人入れなきゃならない事 。



帆夏にとって男の子と喋った事あるなんて夏樹以外居ない 。



だから探すのも一苦労 。 迷っていると 、



夏樹がある男の子を引き連れて来た 。



「2人に紹介するね!ボクのお友達の 筧 祐輔 (かけい ゆうすけ ) くんっ!このグループに入れてもいいかな?」



帆夏と美鈴は、2人声を揃えて 、



「うんっ!もちろんいいよ〜!筧くんって言ったっけ?

わたしは 柊 美鈴 !よろしくね〜っ!」



「わたしは 三原帆夏っ!よろしくねっ、筧くんっ!」



と2人は眼鏡を掛けた筧に自己紹介をする 。



「…こっ…こちらこそよろしくね…。」



と筧は少々照れながらも2人に返事を返す 。



また帆夏に1人友達が増えた 。

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