第16話

黒板に貼り付けられた席の紙の隣に貼られている紙に一瞬で身体が硬直した 。



それはこの1年B組の生徒一覧表 。

そこには 、橘 晴人 、葉山 雅 、南 匠海 の名があった 。

全員私の幼馴染み … 。やっと…やっと一緒になれた …

これをずっと待ってた … この瞬間を … 。



何て感動している場合ではない 。今は席につかないといけない 。40分までに 。



時計のを見ると 、40分まで後数分だった 。

慌てて席の紙に目を移し 、自分の席を探す 。

すると … 再び身体が固まる … 。

何と隣は … 、橘 晴人 だった … 。



隣で奈穂が 〝 おーい 〟 って言ってるけど

今 私の耳にはそんな声など入って来ない 。

ただただその一点をじっと見詰める 。




すると教室の扉が開かれ担任と思われる男の人が入って来た 。さすがに席に行かねばと思い走って自分の席へ行こうとした時何かに躓き前に倒れそうになる 。



「 ___________ !?!? 」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る