第16話


 橘 遙人のお陰でどこも怪我することなく無事に席に着席した所で教壇に立った男の人が話し始める。内容は自分自身についてとこのあとに始まる入学式についてと、これからの事。



 担任の先生の名は 、名取 尚哉なとり なおや 。顔だけ見ると凄く若く見える 。てか絶対若いよねこの人 。



 そんなことを考えていると話はあっという間に終わり 、名取先生の指示で入学式の会場となる体育館へ全員で向かう 。誰も話そうとはせず、ただただ静かな時間だけが過ぎて行く 。



 しばらく歩き 、入学式が行われる体育館の扉の前に着いた 。私達新入生は進行を務める人の指示で一斉に中に入る 。何故だか心臓の鼓動が高まる。入学式なんかもう慣れてるのに … 。



 中から 〝 新入生入場です !! 〟のアナウンスと共に私達は大きな扉が開かれたと同時に、一歩を踏み出したのだった。

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