peace 2 / 過去

第14話

頭の片隅に疑問を残したまま 〝 橘 晴人 〟と名乗る

男の子との出会いは終わりを告げた 。



果たしてこれが再会なのはかは分からない … 。



私の思い浮かべた ハルト は 幼馴染みの一人 。

他に 、雅(みやび)、匠海(たくみ)が居る 。

私達4人は昔からの幼馴染み 。小中と一緒だったが

実はまだ一度も同じクラスになった事がない 。



他の3人をもしこの高校で見掛けたら会うのは何年か振りになるかな 。元気にしてるかな … 雅も匠海も 。



あの後 、ハルト と名乗る男の子とは会話を終わらせ

、奈穂の元に戻り教室へ向かった 。



その途中で奈穂が私の様子を気に掛けてきた 。



「 … 栞 ? 表情曇ってるけど何かあった ? 」



「 … あ … 大した事じゃないんだけど … ちょっとね 」



「 なになに ? 言ってみ ? 」



「 … 幼馴染み のこと 」



「 あ ~ 、そう言えば居るって言ってたよね !

てかささっき栞が喋ってたどイケメン君なんだけど

もしやのもしやだけど 橘 晴人 君 !? 」



「 え … うん 、そうだけど … 知ってるの ? 」



「知ってるも何も超有名人だよ !!!! 」

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