第12話

しばらく私と彼の間に沈黙が走る 。

答えなければ … と思うも上手く言葉が見付からない 。

どこかで会った事ねえか って事は私の昔を知ってる人 。




思い切って彼の名前を聞いて見ることにした 。



「 あの … 、良ければ名前教えて貰えませんか ? 」




するとその彼は鼻で フッ と笑えばこう言った 。



「 良ければ って教えなくても良いのか ? 」




「 えっ、いやっ … えと 、… 教えて下さい … 」



これ以上は敵わないと思い諦めつつお願いをする 。

すると目の前の彼が自分の名前を言った 。



「 俺は 1年B組 、橘 晴人 (たちばな はると )」



… ん ? 待って … 、橘 … ?

知ってる !!え … 待ってよ … 、あの ハルト なの ?!

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