第7話

そう声を少しだけ荒らげて言った後 、最後に鏡台で今度はリボンが曲がってないか確認し、指定の鞄を手に持ち 、ドア付近に居た悠を全力で無視して部屋を後にした 。



玄関についてローファーに足を入れ履く 。

両親は既に仕事に行ってしまっているが一応一声 、

“ 行ってきます ” と言い 、家を後にした 。




自転車を走らせていると 、後ろから声を掛けられる 。

それもかなり甲高い声で 。〝 しーーおーーりーー 〟




そう私の名前を呼んだのは 、中学時に出来た友達の

橋本 奈穂 (はしもと なほ)。



風で奈穂の黒いサラサラなロングヘアーが美しく靡く 。

目はぱっちり二重で 、細身でスタイル抜群 。

正直交換して欲しいとか思ってる 。

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