peace 1 / 再会

第6話


 学校に着いたあたしと菜帆は学校指定の駐輪場を目指し進むが 、場所が分からずウロウロしていた。このままではお互いに入学式に確実に遅刻する 。



初日から遅刻はかなりまずい 。それも盛大な式を遅刻なんてあっては絶対にならない。ただいまの時刻は、視線を一瞬だけ向けて確認出来たのは8時を回ったということ。



因みに式が始まるのは9時頃。教室集合が8時40分。まだ少し余裕はあるが、その時間までに教室へ入って着席していなければならない 。



一刻も早く見つけて、この引き摺っている自転車を停めたい。そんな事を考えながらしばらくその辺りを見渡していると、ある姿に目が止まる。



私はその一瞬を少しも見逃さなかった。思わず時間が止まってしまったような、夢でも見てるのか、そんな感覚に陥った。

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