シラユキが覗いた闇

主従契約を交わした私はソーマ様と共に過ごしている。


私は、あの日ソーマ様に助けられてその恩を返すために主従契約を結んだ。


たしかに、それも主従契約を交わした理由の一つだ。


だが、本当の理由が実はあるのだ。



ソーマ様に助けられ、ソーマ様が死んだ後に覗いた魂の姿…



その姿は、表面こそ綺麗で色んな人から好かれるような人物だ。


だが、その深淵は?



覗いた私がおかしかったのかもしれない、だが覗いてしまった、何処までも続く果てしない闇がある事を私は知ってしまった。



本来、魂を覗く事はあまり良い行いではないのだがその者─ソーマ様─の魂は不自然なほど綺麗だった。


だから、覗いてしまった……


そして、闇を見た。


ココロのどこかに闇を抱く者は多数いれど魂の深淵までもが闇で何があるのか見えなかった。


魂の深淵は人により色や雰囲気、物が違う。


例えば、普通に生き普通に死んだ者であればその深淵にあるのは、家族との思い出の写真やぬいぐるみ他にもその空間の色は夕焼けのような感じである。もちろんその空間の雰囲気も柔らかいものだ。



だが、ソーマ様は?


違ったのだ、何もかもが、それをルークに相談して恩返しという名目で彼を監視することに。


【あとがき】

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