作品を創る覚悟 24/9/1


カクヨムというサイトを利用させて頂き、日々思う事だらけである。


コミュニケーションについても考えさせられる。


面白い小説を書いてる方にコメントを残したい。


「この人の書く文章、もしかして自分と同じ作家さんが好みなんじゃないか?」


「自分も丁度こんな題材の作品を書こうと資料を読んでいたところなんです!」


など、クリエイター様に話しかけたい気持ちはある。


しかし、恐ろしい。


「失礼なんじゃないか」


「距離感が近いんじゃないか」


なにぶん、「大声」以外のコミュニケーションを知らない人間だ。


そういう村で育ったのだ。


顔を見ながら話す分には緊張しないが、ニュアンスもイントネーションも、表情も感情も無い文字だけとなると恐ろしい。


相手がどういった気持ちで受け取っているか知る術が無いのも怖い。


例え内容に細心の配慮をしたとしても、「パイオ2」というペンネームが失礼に当たる気がする。


「ただ面白かったです」と伝えるだけでも迷惑になるんじゃないか。


「いいね」ボタンでさえ心配である。


「お前の猥褻なP.N.を自分のページに刻むな!」と思われているんじゃないか。


ワンチャン、猥褻だと気付かれていない事を願いながら「いいね」を押している。




過去に漫画の原作を作らせてもらったとき、打ち合わせでペンネームをどうするかという話になった。


こだわりがなかったため作画の方に「適当に決めていいよ」と言ったところ、ひらがな一文字を提案された。


「ほんとに適当じゃねえか!じゃあそれで」という事でそのまま採用させてもらった。


この姿勢はよくなかったと今になって思う。


適当なペンネームには覚悟が無い。


思い入れの無いペンネームは滑ったときに捨てて逃げられるからだ。


少なくとも自分の中にはそういう「逃げ」の気持ちがあったような気がする。


ちゃんと己を背負って、全力でやるべきだった。


でも、そんな教訓を得るまでもなく。




「パイオ2」は違った……!!




もっと早く気付くべきだった…!


日々後悔する事だらけである。



10/21 追記


相変わらず思っている。「パイオ2じゃねえな」と。


偉そうに人の作品にコメントなんかしていると、「こいつ、なに他人ひとのコメント欄にそんなふざけた名前で書きこんでんだよ」と思われている気がしている。ほかの読者様に。


これまでに何度も用いてきたものや、友人がくれたペンネームもある。

今度生まれ変わったら使おうと思っている。

もしも生まれ変わったならそっとこんなペンネームを捨てて。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る