第12話〜緊急ミッション発令〜
(side:主催者)
まずい、まずいことになったぞ。
島田がタイムスリップした時代・・・
島田の親が参加していた時代だということが判明した。
このままだと島田が・・・
消えてしまう。
島田を消さないためにも・・・
あいつを引き戻さなければ!
鬼ごっこの場所を変えよう、緊急ミッション発令だ
(side:竹内)
ブーッブブッ
え?
捕まったはずじゃ・・・
え、緊急ミッション発令?
・・・島田くんが行方不明・・・
どうしたんだろう
主催者が監禁しているのだとしたらこんなミッション発令させないしな・・・
え?
島田が・・・過去に転送された!?
島田を連れ戻せ、か・・・
まじか
現実とは思えない・・・
頭を殴ってみる。
痛い。
ってことはこれは現実・・・
報酬は?
クリア時の賞金10万円追加・・・
え?
会場代が10万円だとして・・・
残りの利益が10万円でしょ?
つまり、相当重大な事態ってこと・・・だよね?
図書館へ行こう!
(side:島田)
あそこにいるの・・・
自分!?
じゃない、似ているだけだ。
でもなんか自分っぽい特徴を持っている。
・・・まさかお父さん?
青のビブスをつけている。
ってことは逃げ?
お父さんも、鬼ごっこの参加者だったの?
あれ、お母さんも!?
あれ、あの先に透けて見えるのは・・・竹内さん?
口をパクパクとさせているが、何も聞こえない。
手を動かし始めた?
・・・まさか僕に何かを伝えようとしている?
・・・手話だ。
緊急ミッション
島田を連れ戻せ
賞金+10万円
・・・
戻ろう。
いや、戻らないべきか?
どうすればいいんだ?
「あれ、君は誰?」
「・・・参加者?」
・・・気づかれた?
まずいぞ、
帰ろう!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます