第13話〜過去での攻防戦〜

親のような人と、僕が参加している方のの鬼。

合計2人。

右に踏み込み、もう一回踏み込み、右へ逃げる。

・・・ついてくる

左に踏み込んで、右。

まだついてくる。

右へ行って、一気に切り返し。

差が縮まっている。

まずい、まずいぞ。

捕まる、捕まる、捕まる、

捕まったらどうなるかなんか、想像できるはずがない。

消えてしまう可能性さえある。

ダッシュで階段を登る。

ただ、2階についたところでいたのは・・・

奥野。

うわああああああああああ

・・・ん?

捕まえてくる様子がない。

それどころか、手招きしている。

「こっちこい!」

信じるか、信じないか。

信じてついていこう!

「図書館はこっちだ!」

ついて行く。

「この本だ、開くぞ!」

ガンッ

・・・

あれ、ここは・・・

なぜ僕はここにいるのだろうか。

隣にいる・・・のは誰?

「おお、目を覚ましたねぇ?」

・・・何このうざいやつ

「君は鬼ごっこに参加してて間違えて過去に飛ばされちゃったんだよぉ?」

そーいやそうだ・・・

あの本を開いて、飛ばされたんだ。

今は・・・?

保健室か。

アップルウォッチは?

・・・砂嵐だ。

あと何分なのかもわからない。

・・・まずいぞ、

勝てるか?

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