第一話 『終わりの後に来《きた》る者 上』


※※注意 非常に残酷なシーンを含みます※※











 彼が、その依頼を受けたのは、街道に位置する宿場町での事だった。


 いわく、『近くに住む農民の男が、ある日出掛けたまま帰ってこない。母親が息子の安否を気にしている』


『ここから10リグルほど離れた山間の村で、結婚式が行われたという。息子は祝いに出席すると言い、二日で帰ると約束して、出ていったきり』


『その村へ行って、息子を見つけてすぐに帰ってこいと伝えて欲しい』


 いわゆる人探しの依頼だ。


 流れの商人や旅人でごった返す、昼の賑やかな宿場の酒場で、ウェイトレスの中年の女からの話だった。


 女は太った体を震わせて言う、


「結婚式から何日経ってると思ってるんだかねェ。まだ酒盛りしてるのかしら? 男どもと来たら、酒が飲めるならいつまでも張り付いてるもんだから」


「──どうだかな。寒村にそれほど蓄えはない。それに、老いた母親をいつまでも放っておく訳にもいかない」


 彼……傭兵然とした、鎧と帷子で武装した格好の男が、手の中の杯を傾けて言った。


 鍛え上げられた肉体を持つ男だった。


 扱う言葉は、流暢な大陸共通語だ。


 黒い髪には、いくらかの白髪が混じっていた。一見してかなり若く、白髪の生える歳ではないはずだが。そのが、静かに揺れていた。


「この店の蒸留酒は……きついな。俺の好みだ。よく酔える」


「はっ! 飲んだくれながら言われたって、何の説得力もありゃしないよ。嫌だねェ」


「酒場の売り子の台詞とも思えないな。いい客だろう?」


 彼は、飲み干した杯に酒を継ぎ足す。女は憤慨して言った。


「あたしゃ嫌々やってんだよ、旦那が酒びたりで働かないからね。何の因果か、神さまってのは意地悪だよ 。このあたりじゃこんな仕事しかないんだから」


「神はあんたに悪意はないし、あんたの事情にも興味はない。興味を持つことも出来ない。石の塊みたいな奴で、人情なんて理解できない」


「はァ?」


「酒の戯言だ。気にするな」


 怪訝な顔をする中年女に対し、男は聞いた。


「それより、その息子とやらだが。名前と、どういう風体の奴だ」


「ノーバとかいうらしいわ。聞いた話じゃ、目が細くて、鼻が丸くて目立つ感じだって。いつも赤い帽子を被ってるんだとか」


「……ノーバ。丸鼻に赤帽子、か」


「あたしゃ面識はないわね。北の方に住んでるみたいだけど」


「村への地図はあるか? あるなら見せてくれ」


「そんなもんあるわきゃないよ。パピルスだってタダじゃないんだ。いちいち紙に書くのは、役人どもだけ」


「なら俺の地図を出す。どこにあるか示してくれ」


 男は懐から紙の地図を取り出すと、カウンターの上に広げた。


 羽ペンを取り出し、女に印をつけさせる為に手渡す。


「あらなに、この地図。大きいし紙はいいしずいぶん細かく書き込まれてるわねェ。馴染み客の商人のを見ることあるけど、こんなじゃなかったわ?」


「いいから早く印を書いてくれ。どこにあるかだけでいい。道順も要らない」


「このへんね。たぶんだけど」


 女が地図に×を書く。男はペンと地図を返して貰うと、さらに不思議なアクセサリーを取り出した。


 それは錆びついた金属製のチェーンだった。その先端には、小さな黒色の水晶がついている。


 男は地図の印のつけられた場所に、上から水晶のチェーンを垂らした。


 ぶらぶらと、地図の上で水晶石が躍った。


 無表情だった男の瞳の奥に、ほんの小さい感情の揺れが見えた。しかしその様子は、酔いの霧が充満する酒場の、誰にも気づかれる事はなかった。


「なにしてんだい。酔っぱらったのかい?」


 男は心の中で、見つけた、と呟いた。アクセサリーを仕舞う。


 そして、ウェイトレスを試すように聞いた。


「確認するが、依頼は安否の確認だな? 『老母の元へ連れて帰ることではない』」


「そりゃ子供じゃないんだから。どこで何してるかだけでいいわよ?」


「……ああ、そうだな。確かにそうだ」


 男は杯を煽って空にした。地図をしまって席を立ち、腰の剣を差し直す。


「分かった。仕事をやろう」


「そう、よかった。で、あんた名はなんての? 依頼出したとこに報告に行かないといけないから、流れ者の請負でも名前くらいは聞いとかないと」


 男はちらりと中年女を見て、店を出ていった。


「『アンバー』だ。はそう呼ばれている」


 彼──過去に、葦原樹壱という名の若者だった男は、マントを翻し、いくつか持つ偽名の一つを適当に選んで言った。




────────────────




 北方諸邦。


 土地の起伏多く、大陸中央からは山岳に阻まれ、遠く離れたこの地は古来より、小国の勃興と滅亡が繰り返されてきた。


 峻険な地形によって、半分隔離された村々から豪族のような勢力と小王国が生まれては、地域紛争、不作の飢餓、大規模な賊。


 時に森からバケモノがやってきて、新しい小さな国など踏みつぶされて消える。


 常に争いが絶えず。過疎と貧困の蔓延する、地獄のような土地。


 それが北方だ。


 それでも、そこに人はいた。


 高く売れる北方の特産品目当てで、はるばるやって来た行商人の隊列。護衛の傭兵ら。


 脛に傷を持つ犯罪者。事情あって追われる者。


 そして、古王朝の遺したお宝を探して、遺跡を巡るトレジャーハンター達。


 怪物狩りを生業とする荒くれ者。


 ここは無法と、互助による秩序がある、金目当てのならず者どもの楽園と言えた。


 ──アンバーこと、葦原樹壱は今、森の中にいた。


 で言われた村へ続く道から外れて、樹壱が森林に足を踏み入れてから、1リグル……樹壱の知るメートル法で言うと、約1.27㎞ほど。


 森を歩む樹壱の足音は、ほぼしなかった。


 森で気配と音を殺すすべを、彼は時の中で学び、知っていた。風下ならば野生動物すら欺けるほどの練度だった。


 茂る針葉樹の間に差し込む風は飄々と冷たく、短い夏が過ぎ去ろうとしているのを肌に表している。


 孤独の中、樹壱は思う。


 依頼か。出掛けた息子を心配する、健気な母親……。


 良識ある者なら誰もが同情しそうな話だと、樹壱は皮肉めいたおかしさを感じてしまっていた。


 というのも、これらは、ただのだからだ。


 そんな母親は実在しない。息子の男も、農民ではないし息子ではない。結婚式に祝いのため出席したというのも嘘であろう。


 通称、『逃し屋』。


 その者は、このあたりの裏社会の有名人だった。


 北方諸邦のとある人身売買組織に所属する、ろくでなしの一味である。ノーバの通り名、赤帽子に細目の丸鼻という風体も一致するし、樹壱も以前、姿を見たことがあった。


 母親が子供を探すという依頼内容は、犯罪組織が構成員を捜索する際、表向きに流布するテンプレートだ。


 間違いなく奴だった。


 奴には手口がある。北方の過酷な暮らしに耐えかねて移住を希望する土地の者に、金を払えば『逃し』てやる、と話を持ち掛けて誘う。


 逃亡を手助けして料金を受け取った後に、そうして勧誘した人々を、さらに大陸中央で奴隷として売るのだ。


 あの中年のウェイトレスは、連れて帰らなくていいと言った。事情も知らぬまま、酒場への依頼を回しただけの無関係者と思われた。


 本当の依頼主は、犯罪組織だろう。


「……そろそろか」


 樹壱が道を外れ、森へ分け入ったのはそれなりに理由がある。


 樹壱は足を止め、手近な木を見た。そこを登る。


 頼りにする枝もないが、樹壱は器用にスルスルと木に登っていく。


 そして適当なところに腰を落ち着けると、葉の間から、例の依頼に言われていた村を一望した。


 村に、人の姿は見えなかった。


「あの辺からにするか」


 樹壱が呟くと、奇妙なことが起きた。樹壱の左目が、周囲の瞼ごと凹んだ。


 まるでそこだけが切り取られたかのように。皮膚の下の筋肉や血管、そして眼球内部の水晶体が見えていた。


 それは第三者からの光景だ。


 樹壱の主観では、『インベントリ』の『水色の窓』を、顔の前でほんの小さく開き、そこに左目の先を突っ込んでいる。


 さらに村の上空に窓をもう一つ開き、そこから自分の片目を出して、村内の様子を確かめていた。


 インベントリの窓を複数出せる仕様を使った、遠隔の偵察術だった。


 ただの保管庫であるはずのインベントリは、物を半ばまで入れた状態でも、入った部分だけを他の窓から出す、という事が可能だ。


 手に持った物なども、先端を離れた場所に出現させる事ができる。


 長年の間に仕様を把握し編み出した、一種のずるチートと言えた。


 空中に浮かぶ樹壱の目玉が動く。


 なだらかな丘の上に立つ村は、森に囲まれ、粗末な竪穴式の小屋のような家が何軒かと、田畑と家畜小屋。


 そして中央には、多少立派な教会があった。


 教会の敷地内には、いくつか大きめの木製のテーブルと椅子があり、それらの脚が折られて散乱していた。


 かろうじて無事に残っているテーブルの上には大量の料理の皿があり、全て腐敗しているか、風化して乾燥していた。


 ……そして不穏な血の跡が、べったりと残っている──。


「案の定、手遅れか。分かっていた事だがな」


 樹壱は諦めたように言った。


 地図と水晶を用いた、遠隔の『過去再生』の映像によって、断片的にだが何かが起こったのは把握していた。


 だが、絶望的な光景を見るたび、心に新しい重りがつけられたような気分になる。


 実のところ、今回の依頼はただ偶然の成り行きだった。


 樹壱は今、ある白い石を探している。犯罪者どもの出した怪しい依頼に、わざわざ乗ってやったのには理由があった。


『逃し屋』ほどの手練れが消えた原因。


 ただの村ではない。組織の人員が直接向かうにはためらわれ、依頼で傭兵を募る……ただの人さらいでは、対応できない脅威があるということ。


 このあたりで妙な白い石を売った、それに高値がついた──という流れの商人の話を、酒場で小耳に聞いていた。


 それはおそらく、この村のことだった。


 ──『破壊の女神の欠片』。


 災厄をばらまく石。神の体の一部。


 人が持ってはならぬもの。いいや、人以外もそうである。


『遠見』を使った時、この村にその石らしき姿を見つけた。


 それこそが、今回の樹壱の目的だった。


 最後に周辺の地形を確認すると、木の上から降りる。


 森を出て簡素な柵を乗り越えて村の中へ入り、村の中央にあった教会へ向かう。砂利道を進むと、荒涼とした風が向こうから吹きつけてきた。


 警戒はしていたが、何かが襲ってくることはなかった。


 教会の前は……ひどく荒らされていた。何者かが暴れ、破壊した跡。


 料理やハチミツ酒の入っていた杯が散らばり、もげたテーブルの脚には、おそらく人体に突き刺さった跡であろう、乾いた血の黒い色が残っている。


 その日、ここで何らかの祝い事が行われた。


 そしてその最中、村人達に何かがあった事を、如実に示していた。


 破滅的な、何かが。


 悪臭が樹壱の鼻を衝いた。テーブルの陰を見ると、そこに人間が転がっていた。


 先ほど上空から見た時には見つけられなかった、男の死体だった。


 倒れたテーブルの陰にうずくまるようにして、蠅に群がられていた。


 樹壱は鼻をつまんで近づき、男の死体を検めた。


 両足が折れて曲がっている。他、頭部が大きく陥没し、片目が飛び出していた。そして裂けた腹には……何者かが肉を食らったような、陰惨な跡があった。


「致命傷は頭部への打撃だろう、齧られたのは死んでからだな。食ったのは野生動物じゃない、鋭利な歯ではない──鈍く、臼歯のような歯だ」


 はあ、と溜め息をつく。


「問題の半分は解決したか。『母親』とやらには、悪い知らせにしかならんな。こいつらなどどうでもいいが」


 ……男の足元に、赤い帽子が落ちていた。


 事前の遠見で確認していた顔と、同じ男だった。細い目に丸い鼻。




『逃し屋』が、死んでいた。




「しかし、こいつは馬鹿ではない。人間の屑だが、危機に対応する能力はある。なぜこんな場所で死んでいるのだろうな……」


 樹壱はインベントリを開く。


 中から一枚の小さな紙片を取り出した。それを死体に近づける。


 紙片は死体の服に触れた途端、ざわざわと蠢き、濃い青色に染まった。


 この紙片は、以前に魔術師に依頼して作らせた、簡易的な魔力残渣の探知手段だ。


 この世界では一般にも出回っている代物である。主に、治安維持機関が捜査に用いている物だ。


「魔力の痕跡。だが、こいつは巻き込まれただけか……」


 青から黒色にならなければ、魔力の中心ではない事を示す。


 だが濃い青は魔力曝露量の強さ、即ちすぐ近くで強力な魔術ないし何らかの儀式等が、行われたことを表していた。


 つまりこの男はただの被害者だ。魔術者ではない……。


「被害者という言葉に似合わない男だが、それでも聞けることはある。ここで何が起きたのか、『話して』もらおうか」


 樹壱は懐から、黒水晶のついたチェーンを取り出した。『遠見』の際にも利用したものである。


『想念の水晶』。


 非常に貴重なマジックアイテム/アーティファクトの一種だ。


 人間の思考を読み取って映し出す力があり、樹壱の能力と組み合わせることで、以前に起こった人間の感情/主観を、『垣間見る』ことができた。


 たとえ、相手が死んでいたとしても。


 チェーンは魔石と呼ばれる魔力の籠った材質で出来ており、出力を強めれば、遠距離からの過去再生という、遠見も可能であった。映像は繋がりも曖昧で、ひどくぶれるが。


 死体の上で、黒水晶がぶらぶらと踊る。


 声が地の底から湧き出るように、耳に響いてきた。




 ──『畜生がっ……!』




────────────────




 それはひどく混じり合い、時系列すら混乱した主観の想念だった。


 同時に、幻視のような映像がちらつく。


──何かを投げた。煙が上がる。近づいてきた魔物がそれを嗅ぎ、あわてて道から森の奥へ逃げていく。


──『捕まるかよ。簡単な仕事だ。いつも通り北の馬鹿どもから、金をはぎ取ってやる』


──下を向いている。視界が揺れ、おそらく歩いている。薄汚れたスラムの壁。


──『金。金。金。金が全て』


──暗い。地下のような場所。


──『くそっ。諦めるか。赦してたまるか。絶対に助けてやる』


──水色。黒。


──『田舎者の愚図どもが。逃げた先に楽園なんてあるわけないだろうが。騙されて当然』


──『俺だってそうだったんだ』──


──白。


──『……ガキ?』


──怯えながらこちらを見つめる、襤褸切れを着た子供達。縋るように手を伸ばしていた。


──


──檻。暗闇。残響。


──血痕。


──使われた形跡のある、拷問器具。壊れた子供の玩具……。


──『待てよ。なんだよ。なんだこれは』──『嘘だろ?』──『俺は、俺は』──


──『くそったれ』


──『どうしてこんなことできる? どうしてお前らは……!』


──『……悪魔めっ……!』


──


──眼前で、焚火の炎が、静かに燃えている。


──『今日、俺は自分のしてきた事と、人間の一線を知った。俺の売ってきた北の奴らは人間じゃなかった。あいつらは奴隷に相応しかった。人間じゃなかった』


──『俺に正義なんて語れない、俺は屑だ。俺だって女子供を騙して奴隷商に売ってきた。俺だってガキの頃、親に騙されて売られた』


──『でも、これは酷すぎる。こんな狂ったことは止めないと』


──『あいつら全員を逃がす。本当の意味で。今が、俺の名前が本当になる時だ。組織の掟で手や足を切り落とされようが、構うもんか』


──『はっ、ガキが依頼人? こんな端金で』──『この金は俺が受け取った金の中で、ゴミみたいな俺の人生で。一番、重いものだった……』


──『たった一人だけだ。それ以上は、用意できなかったんだと。まだ10にもならない大勢のガキどもが、俺の噂を聞きつけて、一番歳下の妹分を逃がすために。汚い鼠みたいにドブの中を這い回ってかき集めた金だ。信じられるか?』


──『俺には信じられない。今までは……こんな……!』


──


──巨大な影。ぶつかって視界が回る、血が噴き出す。


──『ああ……!』


──『神さま。お願いします。救ってください。何でもします。何でもします』


──『俺はいいから。この子達だけはどうか』


──『誰か……!』




 声が途絶えた。


 樹壱は水晶を止め、逃し屋を見つめた。


 意外だった。


 後悔と贖罪の念が聞こえてくるとは、思っていなかった。


「……何があった。非道な人さらいが、この村に何をあって改心した……」


 逃し屋の死体は、掴もうとした希望を取りこぼしたかのように、右手を伸ばして力尽きたかのように見えた。


 樹壱は考える。


 この地で何が起きたのか。


 寒村。結婚式? 人攫い。男の改心。子供。


 そしてここが北方だという事。隔離され、道には狼や怪物が出て、何が起きても外部から見通せない無法の地。


 閉鎖された土地の因習らしきもの。不気味な檻と、拷問器具。


「……」


 判断にはまだ材料が足りない。調べる必要があった。


 そして材料探しは、樹壱にとっては無限に手に入るものだと言って良かった。


 彼には力があった、特別な力だった。


 チートと呼ぶには、大抵はもっと、真剣な結果になるものだった。


 樹壱は死体から離れると、まだ壊れていなかった椅子を拾い、悲劇のあったであろう場所から少し離れた所に置き座った。


 これから目撃するものに心を固くしながら、能力──


『過去再生』を、発動させる。


 この力を直接発動する場合。遠見や死体から断片的に聞くよりも、全く正確に、その場で起きた客観的事象の全てを再生する。


 時刻は十日ほど前、『結婚式』があったその日。


 宴もたけなわだったろう、太陽が中点を迎えた時間。そこから早送りや早戻しで調整する。


 地面から、当日の参列者たちの、青白い幻が現れた。


 そして──樹壱は見た。



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