14.書くことを教えてくれた医師だけど嫌いだったの感謝はしてる

 小学五年生のとき、病院である心理テストを受けました。

 それは『私は』からはじまる文章を思いつくかぎり書きだすというもの。

 私は小学生です。とか、私は女の子です。とか、ほんとうに簡単なものでかまわないといわれてやってみれば、驚くほどに言葉があふれてきて最終的に医師をどん引きさせるボリュームになったという。笑


 当時、自分の気持ちや意見を言語化するということがほとんどできなかったんですが、このときはじめて『書く』という表現方法を知ったのです。

 声にだすことはできなくても書くことはできる。それはとてもおおきな救いになりました。


 ただ、この先生のことは嫌いだったんですよね。

 女医さんだったんだけど、小児精神科医なのに高圧的で無愛想でめっちゃ感じ悪かったんだもの。感謝はしてますけどね。

 ちなみに担当医はぜんぶで三人いて、ほかの二人の先生は大好きでした。


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