15.吐きだした煙に瞳を刺されてにじむ現実流れる紫煙

 五、六年まえまでけっこうなヘビースモーカーでした。それも女子が好むような軽めのメンソールとかではなく、マルボロとかアメスピとかタバコらしい(?)タバコをパカパカと。


 法律的に吸ってはいけない年齢から吸ってたもので喫煙歴はそれなりに長かったのですが、値上げにつぐ値上げに負けまして(薄いやつなら文庫本一冊買えてしまうやんけ! と思ったら非常にもったいなく感じまして)わたしがやめるならと、当時まだ健在だった母も一緒に禁煙に踏みきったわけです。


 一か月くらいかな。口ざみしいときにフリスクなどミントタブレットのお世話にはなりましたが、母もわたしもこれといった禁断症状に悩まされることはなく、少々拍子抜けしてしまったくらいあっさりやめられました。


 以来、たまあにちょっと吸いたいなーと思うことはあれど、実際に購入するまでにはいたらず一度も吸っておりません。

 お酒はやめられてもタバコはやめられないと思っていたのに。わからないものです。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る