第2話 転生したけど……
目が覚めると、今度はキチンとした天井だった。
しかし、身動きが取れなかった。なんでだろうと思っていると、ガチャッとドアが開く音が聞こえてきた。
「おぉっ、アローン! 起きたか!」
「いつ見ても可愛いわ!」
綺麗な顔立ちをした人に抱かれていた。きらびやかな身なりをしているから、たぶん高い身分だろう。
冠とかそういうのがないから、恐らく貴族なのかな。
何はともあれ、転生できたからよかった。
よーし、ある程度成長したら彼女作るぞ。
※
僕はアローンと名付けられ、貴族家の一人息子として育てられた。
しかし、ある不幸が訪れた。
母が事故でなくなってしまったのだ。よりによって、メイド全員と船旅をしようというよく分からない旅行をしたせいで、大波に攫われてしまった。
これにより屋敷は父と執事しかいなかった。
生活は不自由はなかったが、女性と接する機会が一切なくなってしまった。
そんなこんなで僕は15歳になった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます