第4話

「……」

「…なに?」


普段、2人で出かけてる時、助手席の彼女を見つめる事がよくある。


意味は無い。

ただ見てたい。

それだけ。


でも僕が知らない僕の奥底を彼女は理解している。

だから、いつも僕と目が合うと僕の腕や肩、頬を無言で撫でてくれる。


そうされると抜群の安心感が広がる。

幸福感で満たされる。



いつも彼女は僕の隣にいてくれて僕を見ててくれる。


いつも、いつも。




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どんなときも 海星 @Kaisei123

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