第8話:黒ひげ危機一髪。

ってことで一平と蓮華は一緒に家に帰って一平は「海賊ゲーム・黒ひげ危機一髪」

を持ってまた蓮華の家にお邪魔した・・・一平と蓮華の家は歩いてほんの5分。


一平が蓮華とエッチのやらしい真似事は一本のおもちゃの剣にかかっていた。

あ、蓮華の生パンツも・・・。


「あの蓮華ちゃんのご両親は?」

「親戚の法事に行ってるから、どうせお呼ばれして来ると思うから帰るのかたぶん

夜だよ」


「お〜チャンス!!」


「なにがチャンスなんだよ」


「いや、いろいろと・・・」

「勝負は三回にしましょう・・・一回じゃ俺がコイツに細工してたらダメです

からね?・・・細工なんかしてないですけど」


「正直だな、一平」


「蓮華ちゃんを引っ掛けたり騙したりしたら俺、一生自分が許せなくなります」


「あはは・・・可愛いやつ〜」


「蓮華ちゃん、はい最初はじゃんけんね」


一平と蓮華はじゃんけんで先攻、後攻を決めた。

じゃんけんは一平が勝って先攻になった。


「じゃ〜俺から行きますよ」


一平と蓮華は樽に順に剣を指して行った。


「ドキドキするな一平・・・?」

「わっ・・・あ〜あ、海賊飛び出しちゃった」


で結局、蓮華が海賊を、みごとに飛ばしてしまって2敗した。


「俺の勝ちです、蓮華ちゃん・・・やった〜」


「だな・・・しょうがないな、約束だからな」


「じゃ〜エッチの疑似体験させてもらえますか?」


「いいよ・・・」


「めっちゃ嬉しいです・・・俺、泣きそう・・・泣いていいですか?」


「バーカ、泣くようなことか・・・」

「そんなに私とエッチの真似事したかったのか?」


「最近そのことしか考えてなかったです、頭の中ぐるぐる回ってました」


「あのさ、そんなことして楽しい?」


「相手が蓮華ちゃんだからですよ、誰でもいいって訳じゃないですから」

「それにエロいし・・・」


「エロいって・・・」


「今もですけど、あぐら組んでるからパンツ見えてます」

「なんて言うか俺、そう言うところが好きなんです、無防備って言うか、可愛い

って言うか?」


「見るなよ、スケベ」


「一平〜おまえ本当に変わってるな?」

「前から変わってるって思ってたけど、まじ変わってるわ」


「でもさ・・・私も一平のこと、好きだよ」

「あ〜言っちゃった」

「あのさ、本当言うと、もし私が勝負に勝ってても、おまえと絶交って思って

なかったから・・・」

「え?じゃ〜なんで勝負しようなんて無駄なことしたんですか?」


「おまえの気持ちがどこまで本当か確かめたかったから」


「俺を試したんですか?」


「人生ってそんなもんだろ?・・・どこへ行ったってなにしたって勝負どころ

ってのはいつでも付いて回るんだ・・・一平」


「そうですね、でも今回は俺の勝ちです」


「そうだな・・・おまえの勝ち、おめでとう」


「じゃ〜エッチしましょうよ」


「真似事だけどな・・・満足か?」


「まだ80パーセントくらいです!!」


「80パー?」

「なに?まだって、なにか足らないもんでもあるの?」


「まだ真似事だけで生エッチできてないですから」


「それはちょっとな・・・」


「いいです今回はそれで我慢します・・・あと蓮華ちゃんの・・・生パンツと」


「・・・・・・」

「あはは・・・それか・・・あはは・・・約束だもんね」

「分かった・・・じゃ〜ちょっと向こう向いてて」

「まだ脱いでるとこと、脱いだあと、見られたくないからな」


そう言うと蓮華は今履いてるパンツを脱いで一平の手に渡した。


「ほれほれ・・・ほっかほか」

「さっき、トイレに行っといてやったからな・・・レアもんだぞ・・・私だと

思って大事にしろよ」

「あ、そのパンツ顔に被ったりするなよ・・・」


「え〜好きな子のパンツ顔に被るのが変態の醍醐味じゃないですか?」

「そんな機会、絶対ないんですから・・・」


「汚いだろ?・・・被るならちゃんと洗ってから被れ」


蓮華が一平の彼女になって一平は飛び上がるほど嬉しかったけど、生パンツは

ゲットしておいてよかったとつくづく思った。


蓮華の生パンツは洗われることなく一平んちの家の神棚に祀られた。

だから一平は毎朝、神棚に手を合わせるようになった。


つづく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る