第7話:私に勝ったら、生パンツ!!

「一平って分かりやすいキャラだな」


「俺ってそんなに分かりやすいんですかね?」


「うん、分かりやすい・・・それだけ素直だってことだろ?」

「私を見る時、おまえの瞳がハートマークになってるからな」


「え?まじでですか?」


「私の噂がガセだけど・・・一平まじで私とエッチの真似事したいか?」


「そりゃ真似事だけでも・・・贅沢って思ってます」


「そか・・・じゃ〜こうしよう」

「私と勝負しておまえが私に勝ったら、おまえの言うとおりにしてやるよ」


「ま、ま、ま、ま、まじでででで・・・」

「あ、あのついでに蓮華ちゃんの今履いてる生パンツもつけてくれませんか?」


「生パンツ?・・・おまえ、おっぱい星人&尻星人じゃないのか?」

「いつからパンツ星人になったんだよ?」


「蓮華ちゃんが自分のパンツ臭うって言った時に俺も臭ってみたいなって思った時

からです」

「だから、もらえませんか?生パンツ」


「いいよ、私に勝ったらな」


「言いましたね・・・撤回なしですよ」

「洗ったりしないでくださいよ、脱いだホカホカのやつ持って帰りますよ」


「一平、やっぱおまえ変態だわ」

「その代わり、おまえが負けたら・・・完全永久に絶交な・・・半径三メートル

以内に私に近づかないこと、いい?」

「あ、あとW往復ビンタつきで・・・」


「往復ビンタか・・・って言うか、完全永久に絶交ってなんですか?」

「それって俺に死ねって言ってるのと同じじゃないですか?」

「勝負に負けた時点で俺、絶対髪の毛真っ白になってますよ」


「ほんとに大袈裟・・・一平案外真面目だから・・・からかうと面白い」


「え〜もう、どこまでが本当なんですか?」

「つうか、どうしても勝負しなきゃいけないんですか?」

「俺、勝負事弱いんですよね・・・宝くじなんか一度も当たったこと

ないし・・・」


「あ〜分かるわ・・・おまえギャンブルダメそうだもんな」


「イヤなら無理に勝負しなくてもいいけど・・・それだったら現状維持だな」

「エッチの真似事はボツだな」

「男なら、己の人生かけるくらいの度胸持ってないと社会に出て生き抜け

ないぞ、一平」


「私に買ったら、生パンツ!!・・・染み付き」


「そうだ蓮華ちゃんの生パンツ・・・俺、頑張ります!!」


「やっぱりやめようかな・・・勝負なんて」


「え〜せっかくやる気になったのに?」


「ん〜ま、いいわ、言い出しっぺは私だもんな」


「勝負たって難しいですよ・・・お互いハンデなしできるようなゲームとか

じゃないと・・・」


「肉体使うの面倒だしな」

「やっぱりゲームがいいのか?」


「トランプとかどうでしょう?・・・」


「陰気くせ〜」


「将棋や囲碁なんて俺知りませんし・・・」


「なんで、おまえはじじ臭いこと言うんだよ」


「わざわざ、これのためにゲーム買いに行くのもったいないですしね」

「あ、俺んちにオセロならありますけど・・・」


「オセロなんて絶対、私のほうが不利に決まってるだろ?」

「おまえんちにオセロがあるって時点で私の負けが見えてんじゃん」


「さすが先輩、すばらしい洞察力・・・引っかかりませんね」


「そう言う対戦型はダメだよ」


「なら、海賊ゲームとかなら?」

「樽に剣をブスブス指して行って海賊のおっさんが飛び出したら負けってやつ」


「おう、それなら運だけだもんな」


ってことで一平と蓮華は一緒に家に帰って一平は「海賊ゲーム」を持ってまた

蓮華の家にお邪魔した・・・一平と蓮華の家は歩いてほんの5分。


一平が蓮華とエッチのやらしい真似事は一本のおもちゃの剣にかかっていた。

あ、蓮華の生パンツも・・・。


つづく。

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